初心者におすすめの水性ペンキとは?
公開日 2024年10月9日 最終更新日 2024年10月9日
「水性ペンキって本当に使いやすいの?」「どれを選んだらいいの?」
壁の塗装をしてみたいけれどどんなペンキを選んだらわからない、そういう方はたくさんいると思います。
まず初めに知ってほしいポイント、それはペンキには水性と油性があるということです。現在室内用をして販売されている塗料はほとんどが水性です。
水性塗料というだけでもたくさんの種類がありますから、実際にどんなメリットがあって、どの種類を選べばいいのかここでは解説したいと思います。
臭いが少なくて乾きも早い、しかも環境にやさしい。さらに、艶ありから屋外用まで、様々な種類があって用途も幅広い。
この記事を読めば、水性ペンキの魅力がすぐに分かります。
Happy Painting🎵
ペンキ 水性 おすすめの理由と選び方
乾きが早い
水性ペンキの特徴のひとつとして乾きの早さが挙げられます。
これって、どういうことなのでしょうか?例えば、キッチンエリアの塗り替えるときのことを想像してみてください。
普通のペンキだと、塗ってから次の作業に移るまでに何時間も待たなければいけません。完全に乾くのに1日以上かかります。
水性ペンキなら油性ペンキに比べて乾く時間が短くなります。
これは、忙しい方や、短時間で作業を終わらせたい方にとって、とってもうれしいポイントです。引越し前に壁を綺麗に塗ってから家具を搬入したい、住みながら壁の塗装をしたい、という方には乾く時間が早いのはメリットです。
さらに、乾きが早いということは、ホコリや虫が付きにくいということ。
きれいな仕上がりを求める方にとっては、この特徴はとても魅力的です。
臭いが少ない
水性ペンキのもう一つの大きな特徴は、臭いが少ないことです。
従来の油性ペンキにはシンナーなどの有機溶剤が含まれるためニオイもきついです。塗装した後に何日も窓を開けておくことや匂いがするのはクラス上でとても不便です。でも、水性ペンキはシンナーなどの有機溶剤は含まれずニオイはだいぶ少なくなります。
ペンキの臭いの元はVOC(揮発性有機化合物)のためVOCが少なければ少ないほどニオイは減ります。水性ペンキのVOC含有量は油性に比べてだいぶ少ないです。VOCは臭いだけでなくその他の健康被害も心配されます。そのために水性がおすすめなのです。
臭いが少ないメリット。
まず、塗装作業中の快適さが全然違います。
強い臭いに悩まされることなく、リラックスしながら作業ができるのです。
特に、お子さんやペットがいるご家庭では、この特徴はとても重要です。
臭いが少ないということは、健康面でも安心できるポイントです。
例えば、寝室を塗り替えるときのことを考えてみてください。
普通のペンキだと、何日も臭いが残ってしまいますよね。
でも、水性ペンキなら、その日のうちに臭いがほとんどなくなってしまいます。
壁の塗り替えをしても快適な睡眠環境を早く取り戻せるということはとても重要です。
また、ペンキにはVOCの全く入っていないペンキや低量のVOC含有タイプなどあります。VOCがない、もしくは低量であればあるほどニオイはなくなります。
環境にやさしい
水性ペンキの魅力は、環境にやさしいということも忘れてはいけません。
VOC(揮発性有機化合物)は大気中で機体となる有機化合物の総称で、光化学スモッグや浮遊粒子物質の一つです。
VOCは塗料に入っている溶剤に含まれていて、キシレン、トルエンなどの物質が空気中に出ることで健康に被害が出たり、環境に被害があるのです。
水性ペンキは、有害な化学物質(VOC)の排出量が油性ペンキに比べて少ないです。
そのため水性ペンキから出るVOCの量が少ないため球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が少な苦なります。
あなたの小さな選択が、地球環境を守ることにつながるわけです。
塗り重ねが簡単
水性ペンキのもう一つの大きな魅力は、塗り重ねが簡単だということです。1番めのメリットとして水性ペンキは油性に比べ乾燥が早いと書きました。
ということは2度塗りや3度塗りが必要な場合、乾燥後数時間で次の層を塗ることができるのです。
これは作業の効率が格段に上がるのでメリットです。
油性ペンキだと、次の層を塗るまでに1日以上待たなければいけないこともあります。
でも、水性ペンキなら、気候などの状況にもよりますが、午前中に1回塗って、午後にもう1回塗ることも可能というわけです。
例えば、週末に部屋の模様替えをしたいときのことを想像してみてください。
水性ペンキなら、土曜日に塗って、日曜日には家具を戻せることも可能です。
これなら週末で完結できるプロジェクトとして計画も立てやすいです。
さらに、塗り重ねが簡単ということは、失敗したときのリカバリーも容易だということ。
ちょっと塗り残しがあっても、すぐに追加で塗れるんです。
失敗を恐れずにチャレンジできるのも、水性ペンキの魅力の一つですね。
水で洗浄可能
水性ペンキの最後の特徴として、水で洗浄できるという点も見逃せません。DIYで人気な水性ペンキは、大人だけでなく子供も一緒に作業することが多いです。
作業中にペンキが手についたり、もしくはペンキを垂らしてしまったりと初心者だけでなくそのような事はしょっちゅうです。
でも水性ペンキは、塗料が乾く前なら水だけで簡単に落とせるんです。
まず、作業中にちょっとペンキが飛び散ってしまっても、すぐに拭き取れます。
油性ペンキだと、シンナーなどの強い溶剤が必要になりますが、水性ペンキなら水で十分。
例えば、お子さんと一緒にDIYを楽しむときのことを考えてみてください。
ちょっとした失敗も、すぐに対処できるので安心ですよね。
さらに、使用した道具の手入れも簡単です。
ブラシやローラーも、使用後すぐに水で洗えば、繰り返し使えるんです。
これって、経済的にもエコにもなりますよね。
長期的に見ると、かなりの節約になりそうですね。
水で洗浄できるという特徴は、初心者の方でも安心して使える理由の一つなのです。
水性ペンキの種類と用途
① 艶あり
艶ありの水性ペンキは、光沢が強く、表面がツヤツヤと輝くタイプです。
艶ありペンキは、光を反射するため、部屋を明るく広く見せる効果があります。
これって、どんなメリットがあるのでしょうか?
まず、お部屋の印象が大きく変わります。
例えば、狭い廊下や暗い部屋を塗り替えるときに使うと、驚くほど空間が明るくなるんです。
表面が滑らかなので、ホコリや汚れが付きにくく、付いても簡単に拭き取れます。
艶ありペンキは汚れにも強いのでキッチンや子供部屋など、汚れやすい場所にもおすすめです。
長持ちするということは、塗り替えの頻度も減らせるわけですね。
ただし、壁の凹凸や傷が目立ちやすいという特徴もあります。
完璧な下地処理が必要になるので、少し手間がかかるかもしれません。
でも、その分だけ美しい仕上がりになるんです。
② 半艶
半艶の水性ペンキは、艶ありと艶消しの中間的な存在です。
半艶ペンキは、ほどよい光沢があり、上品で落ち着いた雰囲気を演出できます。
艶ありほど光を反射しないので、落ち着いた印象を与えられます。
半艶ペンキも汚れにも強く、メンテナンスも比較的簡単です。キッチンやバスルームなどにおすすめです。
艶ありほど傷や凹凸が目立たず、艶消しよりも汚れが落ちやすいという、いいとこ取りの性質を持っています。
ただし、光の当たり方によっては、ムラが目立つことがあります。
塗り方には少し注意が必要かもしれません。
でも、その分だけ塗装技術が上達するチャンスだと考えれば、楽しく作業できそうですね。
③ 艶消し
艶消しの水性ペンキは、光沢がほとんどないタイプです。
艶消しペンキは、落ち着いた雰囲気を作り出し、壁の凹凸や傷を目立たなくする効果があります。
まず、クラシックな雰囲気や落ち着いた空間を演出したいときに最適です。
例えば、寝室、書斎や和室などに使うと、静かで落ち着いた空間が生まれます。
また、艶消しペンキは壁の凹凸や傷を隠す効果があります。
ただし、艶消しペンキは汚れが付きやすく、落としにくいという特徴もあります。
頻繁に触れる場所や、お子さんの手が届く場所には向かないかもしれません。
まとめ
この記事では、ペンキ 水性 おすすめの理由やメリットについて詳しく解説しました。
水性ペンキは、初心者でも扱いやすく、環境にも優しい選択肢です。
VOCが少ないため、室内でも安心して使用でき、片付けも水だけで簡単に行えます。
また、色持ちが良く、耐久性にも優れているため、DIYでの壁塗装や家具のリフォームに最適です。
この知識を活かして、あなたも水性ペンキを使った塗装プロジェクトに挑戦してみませんか?簡単で効果的なDIYが、すぐに始められます!