黒板塗料は水性をおすすめする５つの理由

油性塗料はなんと言っても溶剤の臭いがきつく、有機溶剤は有害性があるため作業をする人にとっても、住人にとっても危険です。臭いがきついだけでなく有機溶剤が揮発する際空気中にVOC（揮発性有機化合物）を排出し大気汚染の元にもなります。また、VOCの有害物質はシックハウス症候群の心配や特に小さなお子様、アレルギーなど敏感な方などに悪影響の心配もあります。以前実家の外壁塗装の際に油性塗料をしたのですが臭いがキツすぎて気分が悪くなったため家族はホテルに避難したこともありました。外壁塗装には耐候性、耐久性が高いという油性塗料が使用されることが多いのです。

反対に水性塗料の一番の特徴はその文字通り水が溶剤として使われるため臭いがほとんどありません。ほどんど、というのは水性塗料なら全ての塗料に有機物質が入っていないのかというとそうではないからです。塗料の原料には溶剤以外にも例えば顔料や添加物、合成樹脂などがあるのでそのどれかに有害物質が混ざっているとVOCが発生します。

水性塗料でも少量のVOCが含まれているもの、全く入っていないものなど種類はいろいろあります、低VOC、低臭と表示のある商品もあります。また、ホルムアルデヒドの含有量を規制しているF☆☆☆☆（フォースター）という安全基準をクリアしているから安全という商品もあります。星の数が多いほどホルムアルデヒドの揮発が少なくなるためより安全、という目安です。注意すべき点は低VOCやフォースターでも有害物質は含まれている事です。化学物質過敏症の方、妊婦や幼児がいるかたはより安全なVOCフリーのオーガニック塗料を選ぶことをおすすめします。

水性塗料は溶剤に水を使用しているので引火する危険性が低いです。油性塗料は火気厳禁の危険物扱いです。引火する危険性が引くということはDIYでも成功する業者にとっても扱いやすいのがメリットです。

水性塗料なので汚れても洗って水で落とせることができます。塗装に慣れている人でも、DIY初心者でも塗装の際にどんなに気を付けていても塗料が手や腕についてしまうものです。でも洋服やカーペットの布などについて染みてしまった場合には落とすことはできませんので汚れてもいい服装まだはエプロン、カーペットや家具には養生シートで保護し塗料がつかないようにしましょう。

塗装道具も同じように水で洗うことができます。油性塗料は使用後の処理や缶の廃棄なども大変ですが水性塗料の塗装に使った道具も水で洗い落とすことができます。特にエコスオーガニックチョークボードペイントなら有害物質が一切入っていない為ペイントの残りを水道で洗うことも可能です。

黒板塗料は塗装後に完全に乾いたらチョークでかき消しできるようになります。塗料は乾いたら水で洗っても塗料が落ちることはありません。その為チョークでかき消しして白くなった黒板を濡れ布巾で水拭きすることができ綺麗になります。

水性塗料は乾くのが早いです。１回目の塗装をして1~2時間後には触ってもつかなくなります。以前たくさんの子供たちと黒板塗料で黒板を作るワークショップを開催しましたが、天気も良い日で２度塗りでも短時間でも乾き完成作品を持ち帰ってもらうことができました。もちろん臭いもなく室内で使用しても安心なので子供用のワークショップでも安心して使えました。

レストランやカフェなどの店舗内でも臭いがない為安心でその上短時間の施工が可能なので閉店後や１日の定休日での黒板のタッチアップや作成が短時間でできるというのはダウンタイムが短くてすみます。

黒板塗料の水性は色も豊富です。エコスオーガニックチョークボードペイントは25色の黒板塗料が提供されており、エコスオーガニックチョークボードペイント同士なら調色することも可能です。黒板は黒や緑だけでなく、ピンクや青など部屋のインテリアやお店の雰囲気に合わせて選びたい、それが水性なら簡単にできるのです。