体に優しい塗料で健康を守る！赤ちゃんがいる家庭のための塗装ガイド
公開日 2024年10月29日 最終更新日 2024年10月29日
赤ちゃんがいる家庭で塗装をしたいけど、安全性が心配…、そんな不安を抱えていませんか？
特に敏感な赤ちゃんやペットがいる環境では、使用する塗料が体に優しいものでなければ、健康への影響が心配です。
しかし、VOCや有害物質の少ない塗料を選び、適切なメンテナンスを行うことで、家族全員が安心して過ごせる空間を作ることができます。
この記事では、体に優しい塗料を使った塗装後のケアや再塗装のポイントについて詳しく解説しています。家族の健康と快適な暮らしを守るための具体的な方法を知りたい方は、ぜひ続きをお読みください。
体に優しい塗料の選び方
① 赤ちゃんに安心な成分は？
DIYなどで壁の塗装やペンキ塗りが身近になってきました。壁紙の上からも塗れるし、部屋の壁の模様替えも気軽にできるようになりました。さらにオンラインで買える塗料の種類も前よりも増え、どのような塗料を使えばいいかわからなくて困った方も多いのではないでしょうか。どのような塗料を使えばいいの？という質問は多くあります。
赤ちゃんがいる家庭では、使用する塗料が安全であることが何より重要です。安全な塗料というのは、有害でないかということです。塗料に含まれがちで特に注意すべき成分は、揮発性有機化合物（VOC）です。
VOCは、塗料が乾燥する際に放出される有害な化学物質で、ホルムアルデヒドやトルエンなどが含まれます。
これらの物質は、赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があり、特に発達途中の呼吸器や神経系に影響を与えることがあります。
したがって、赤ちゃんに優しい塗料としては、低VOCまたはゼロVOCの塗料を選ぶことが推奨されています。
たとえば、植物油由来の自然塗料やオーガニック塗料は、VOCをほとんど含まないため、赤ちゃんがいる家庭には特に安心です。
② VOCフリーの塗料とは？
たくさんある塗料の種類でも水性塗料は油性塗料よりもVOCを含む量が少なめです。特にVOCの少ない塗料は低VOC塗料、VOCの全く入っていない塗料はVOCフリー塗料と呼ばれます。
VOCフリーの塗料は、揮発性有機化合物を含まない、またはその含有量が非常に少ない塗料を指します。
従来の塗料では、塗装の際の乾燥時にVOCが大気中に放出され、室内の空気を汚染する原因となりますが、VOCフリー塗料はその心配がありません。
特に赤ちゃんやペットがいる家庭では、長時間室内で過ごすため、このような塗料を選ぶことが推奨されています。
例えば、オーガニックペイントは赤ちゃんが舐めても安全な成分で作られており、世界的にも高い評価を得ています。
③ 無害な塗料の特徴
無害な塗料の最大の特徴は、赤ちゃんや子どもが触れても安心であることです。
例えば、天然成分を使用した塗料は、合成化学物質を含まず、植物油や自然由来の成分から作られています。
エコスオーガニックペイントは有害物質や化学物質は一切入ってなく、抗菌薬や抗菌薬や抗菌剤も使用していないため、赤ちゃんはもちろんのこと、
妊婦さんや化学物質過敏症の方がいても使えるので安心です。
これにより、塗料の乾燥中に有害な物質が空気中に放出されるリスクがありません。
④ 塗料の安全性の見極め方
塗料の安全性を確認するには、まずは成分表示をしっかりと確認することが重要です。
製品のパッケージや安全データシートに表示されている成分を見て、ホルムアルデヒド、鉛、クロムなどの有害物質が含まれていないかをチェックすることが大切です。
また、製品に「VOCフリー、ゼロVOC」や「低VOC」のラベルがある場合、これらは室内環境に配慮された塗料であることを示しています。ただ、低VOCと書かれている場合、従来の塗料よりは有害物質の含有量が少ないという意味であって、有害物質が入っていないというわけではありません。
より安全な塗料を使いたい場合にはできるだけVOCフリーのタイプの塗料の方がおすすめです。
赤ちゃんがいる家庭で安全に塗装を進める方法
① 塗装中の換気の仕方
塗装を行う際は、しっかりとした換気を行うことが非常に大切です。
特に赤ちゃんがいる家庭では、有害物質が室内にこもらないよう、常に新鮮な空気を取り入れましょう。
先ほど塗料とVOCに関して書きましたが、VOCは塗料から発生するものだけではありません。建具や、家具、カーペット、カビが空気中に埃となって出ているVOCもあります。
窓を開けるだけでなく、換気扇を使用することで、効果的に空気を循環させることができます。 塗装後に塗料が乾く際に放出されるVOCは時間とともに消えていきます。塗装後に発生する可能性のあるVOCをできるだけ低減させるためにも換気は必要です。
また、できる限り塗装中は赤ちゃんを別の部屋に避難させてください。
② 塗装時の注意点
塗装中に赤ちゃんやペットを守るためには、使用する塗料の選択が非常に重要です。
水性塗料やVOCフリー塗料を選び、有害物質を避けることが最優先です。
これにより、空気中に漂う揮発性有機化合物（VOC）の影響を最小限に抑えることができます。
塗装前には壁や家具の養生をして塗料がつかないようにしましょう。
また、塗装作業中は保護具（マスクや手袋）を着用し、安全な作業環境を確保しましょう。
手についた場合、水性塗料なら洗って落とすことができます。床や壁についてしまってもすぐなら濡れ布巾で落とすことができます。
安全な塗料の場合はもし間違って子供や赤ちゃんの手についてしまっても水で洗えるのは安心ですね。
③ 塗装する最適なタイミング
塗装作業は春や秋のように換気がしやすい季節に行うのが理想です。
湿度が低く、気温が安定している時期を選ぶことで、塗料の乾燥がスムーズに進み、ムラができにくくなります。
特に赤ちゃんがいる場合、作業期間中は家族全員が快適に過ごせるよう、作業計画を立てることが大切です。
赤ちゃんがいる家庭での塗装後の空気清浄とケア
①室内空気の質を保つためのポイント
室内の空気は外の空気よりも汚れていると言われています。室内の空気を清潔に保つためには、塗装後だけでなく、日常的な空気の管理も必要です。
定期的に換気を行い、湿気やカビの発生を防ぐことが、室内の空気の質を保つ上で非常に重要です。
また、空気清浄機を使用することで、塗料に含まれる微細な成分や、空気中のホコリ、アレルゲンを取り除き、赤ちゃんが安全に過ごせる環境を作りましょう
まとめ｜体に優しい塗料で安心な空間を作りましょう
赤ちゃんやペットがいる家庭では、塗料の選択が家族の健康に大きく影響します。体に優しい塗料を選ぶことで、VOCや有害物質から守り、安全で快適な空間を維持することができます。さらに、塗装後の適切な換気や定期的なメンテナンスを行えば、塗装の持続性と美しさも長く保つことが可能です。再塗装時にも同様の無害な塗料を使うことで、環境にも配慮した家づくりが実現します。家族の健康を守るため、正しいケアと対策を取り入れましょう。
