快適リフォームの秘訣:臭わないペンキの選び方と塗り方ガイド

公開日 2024年1月23日 最終更新日 2024年1月24日

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壁の塗装を考えているけれどどのようなペンキを使えばいいかわからない。リフォームをしたいけれど、ペンキは臭いのでは?そのような疑問はありますか。私たちがあなたのその悩みを解決します!『ペンキ 臭くない』をテーマにしたこの記事では、臭くないペンキの選び方から、健康への影響を最小限に抑える塗り方、さらにアフターケアやメンテナンスの秘訣まで、専門家の知識と経験に基づいた実用的なアドバイスを提供します。読み進めることで、あなたは快適なリフォーム体験を実現し、新しい空間をもっと楽しむことができるようになります。ペンキ選びから仕上がりまで、あなたのリフォーム計画を成功に導くための情報がここにあります。さあ、あなたの理想的なリフォームの旅を、今すぐ始めましょう!」

ペンキの臭いを気にせずリフォーム

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① ペンキの臭いの原因

ペンキの臭いは主に発揮して空気中に拡散する揮発性有機化合物(VOC)によるものです。これらは塗料は塗った後の乾燥過程で空気中に放出されます。特に油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使われ、その臭いが強くなる傾向があります。しかし、水性塗料はシンナーをほとんど含まず、臭いが少ないため匂いが気になる方は水性塗料をお勧めします。さらに、ホルムアルデヒドの放散量が非常に少ないF☆☆☆☆(エフフォースター)認定のある塗料の使用も、臭いを軽減する選択肢として挙げられます(低臭)。その他に、有害物質を全く含まないオーガニックペイントは無臭のため特にお勧めです。

② 有害な化学物質

ペンキの臭いの主成分であるVOCは、長期間にわたって露出すると健康に影響を及ぼす可能性があります。特に、トルエン、キシレン、酢酸エチルなどの有機溶剤は、塗料だけでなく、印刷インキ、接着剤、ガソリン、シンナーなどに含まれる呼吸器系や目、のどに刺激を与え、また健康被害の可能性があります。また、ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つとして知られています。これらの成分が塗料に含まれていると塗装後に乾燥する際に空気中に放出され臭いの元となります。この匂いを嗅ぐと気分が悪くなったりするのはこのような有害物質のせいなのです。

③ 室内環境への影響

ペンキの臭いは室内環境に影響を及ぼす可能性があります。特に密閉された空間では、VOCが室内に充満しやすく、長時間の露出は健康リスクを高める恐れがあります。換気はこのようなリスクを減らす上で非常に重要です。また、室内の温度や湿度も乾燥速度に影響を与え、それにより臭いの持続期間にも差が出ることがあります。

このようなリスクを減らしたい場合は臭いの少ない塗料、すなわち有害物質の使われていないペンキを選ぶことが重要となります。

《参考サイト》東京都環境局

VOCとは

《関連情報》低VOC

低VOC塗料とは?

臭くないペンキの選び方

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① 臭いの少ないペンキ種類

塗料には水性塗料と油性塗料があります。水性塗料は溶剤となる成分が水のため溶剤の匂いがほとんどありません。これは、揮発性有機化合物(VOC)が少ないか、全く含まないため、臭いがかなり抑えられるわけです。臭いの元になる成分が入らないことにより臭いのない塗料となるのです。ただ、現実には塗料の性能を良くするために入れられている化学物質や有害物質は少なくても入っている場合が多いです。ですので有害物質ができるだけ少ない塗料を選ぶことが重要です。F☆☆☆☆(エフフォースター)認定されている塗料はホルムアルデヒドの放散量が少なく、臭いの問題を軽減します。さらに、自然塗料も選択肢として挙げられます。これらは天然の素材を主原料としており、化学物質による臭いが少ないのが特徴です。オーガニックペイントは防カビ剤や抗菌剤の含まれないため(これらも化学物質の添加物です)有害物質は全く入っていないペンキです。気になるペンキの臭いもしません。

② 環境に優しいペンキ基準

上記の通り、臭くないペンキは有害物質の入っていない(もしくは少量)のペンキということになります。人体だけでなく環境に優しいペンキを選ぶ際には、低VOCや無VOCの製品を選ぶことが重要です。これらのペンキは、室内環境に有害な化学物質の放出が少ないため、環境への影響も軽減します。

③ 安全性の高いペンキ認証

安全性の高いペンキを選ぶ際には、認証マークに注意してください。F☆☆☆☆(エフフォースター)塗料は、ホルムアルデヒドの放散量が非常に低く、人体への影響が少ないことを意味します。また、アトピー協会推奨やアレルギー協会認定などのマークがある製品も、安全性に配慮して作られています。また、オーガニックペイントには有害物質となる成分は一つも入らないため一番安全性の高いペンキといえるでしょう。

《関連情報》オーガニックペイントとは

オーガニックペイント

リフォーム時の臭い対策

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① 換気と空気清浄

ペンキの臭いを減らすためには、適切な換気が非常に重要です。塗装作業中や作業後は、窓を開けて空気を循環させることが推奨されます。さらに、外に向けて扇風機を回すことで、臭いの流れを外に向けることが効果的です。また、空気清浄機の使用も、室内の空気質を改善し、臭いを軽減するのに役立ちます。

② 自然派材料の活用

自然派材料を使用することも、臭い対策の一つです。天然成分を使用した塗料や、化学物質を含まない材料は、室内空気質に悪影響を与える可能性が低いため、リフォーム時の臭いを抑えるのに役立ちます。自然塗料の中には、柑橘系の香りがするものもあります。これらは、より自然で健康的なリフォーム環境を提供します。

③ 作業中の健康管理

リフォーム作業中は、ペンキの臭いだけでなく、化学物質の影響を最小限に抑えるための健康管理も重要です。高機能防臭フィルター内蔵マスクや活性炭マスクの使用は、有害物質の吸入を防ぐ効果的な方法です。また、塗装作業中には適切な防護服を着用し、手袋や保護メガネを使用することも推奨されます。これらの対策は、ペンキの臭いや化学物質から身を守る上で非常に有効です。

 

臭くないペンキの塗り方

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① 基本の塗装手順

臭くないペンキを使用する際の基本的な塗装手順は、通常の塗装作業と同様です。まずは、下地処理を行い、塗装する部分の周囲をマスキングテープやマスカーで養生します。次に、下塗り材を塗布し、十分に乾燥させた後に、中塗りと上塗りを行います。各段階での均一な塗布と適切な乾燥時間の確保が、仕上がりの品質に大きく影響します。

② 均一仕上げのコツ

均一な仕上がりを実現するためには、塗装の技術が重要です。塗料を筆やローラーに均等に取り、一定の方向に沿って塗ることがポイントです。また、重ね塗りする際には、前の層が完全に乾燥してから行うことが必要です。均一な厚さで塗装することで、美しい仕上がりと耐久性のある塗膜が得られます。

③ 乾燥時間の注意点

塗装の乾燥時間は、塗料の種類や気温、湿度によって異なります。適切な乾燥時間を守ることは、塗膜の品質に直結します。時間を短縮しようと急いで次の工程に進むと、塗膜がうまく定着せず、剥がれやすくなる可能性があります。したがって、製品の推奨する乾燥時間を守り、十分に乾燥させることが重要です。

まとめ

この記事では、リフォーム時のペンキ選びから塗装手順、健康への配慮、そしてアフターケアまで、詳しく解説しています。

臭いが少なく健康に配慮したペンキの選び方をはじめ、適切な塗装方法やアフターケアのコツまで、リフォームを成功に導くための重要なポイントが詰まっています。

これらの情報を参考にすれば、安心して快適なリフォーム体験が実現できます。さあ、理想の空間を作り出す一歩を踏み出しましょう。

シックハウス診断士 加納亜由美

グリーンエレファント共同経営者の加納です。
安全塗料といえばエコス社のオーガニックペイントのお仕事
を始めてからペイントの楽しさに目覚めました♡
シックハウス診断士として健康な室内環境作りの
お手伝いいたします。

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