公開日 2023年10月9日 最終更新日 2024年2月20日
一般的な水性塗料や油性塗料だと3〜6時間で乾く
一般的な水性塗料や油性塗料だと3〜6時間です。
しかし、ペンキの乾燥時間は、種類や塗布環境によって大きく変わります。
基礎として、ペンキの乾燥時間に影響を与える主な要因を学びましょう。
使用するペンキの仕様書を確認する
ペンキにはさまざまな用途、種類があります。
仕様書と言われる塗装説明書を見て、具体的な乾燥時間は確認するようにしてください。
木材用のオイルペイントだと24時間以上かかるものもあります。
一般的な水性塗料や油性塗料だと3〜6時間のものが多いです。
一般的な乾燥時間は目安として考えて、作業計画を立てる際には乾燥時間の確保は大事なポイントですので確認を怠らないようにしてください。
乾燥が甘いと仕上がりが悪くなったり、補修が必要になったりします。
時間的に追われると、安全な作業にも支障が出ます。
余裕を持った時間を確保するのが、結果早い仕上がりにつながります。
乾燥時間を早める要因をチェック!
- 気温 20度程度
- 湿度 80%以下
- 換気 風通しをよくする
温度は5度以上35度以下、ベストは20度とされているものが多いです。
人が快適な温度です。
湿度が高い日にはペンキの乾燥が遅れる傾向があります。
一般に湿度が80%以上の環境で塗装は避けるよう指示があります。
早く乾かすための温度は20度前後、湿度は80%以下。
そして換気です。
気象条件の良い日に塗装したり、
エアコンやサーキュレーターを使用するなどでその環境をつくりましょう。
換気扇や扇風機を使って空気を循環させると、乾燥が促進されます。
直接激しい風を塗装直後の塗膜に当てると風で塗料が流れたり波打ちます。
優しく空気が循環するような環境を作ってください。
エアコンを使用の際はエアコンの風の向きに注意しましょう。
乾燥後に硬化 その時間も把握しておく!
ペンキが乾燥するのと、完全に硬化するのは異なる概念です。
触れたときにペンキが付着しない状態が「乾燥」、
最終的な固さや耐久性が得られる状態が「硬化」と言えます。
油性ペンキの場合、乾燥は早くても、完全に硬化するまでには数日かかることもざらです。
完全な硬化には約1ヶ月と言われます。
最初の乾燥した塗膜は柔らかいため、家具をくっつけて配置したり、壁に何かを設置するのは1週間以上経ってから。
私の個人的な経験で、その日のうちにソファーを壁につけて配置したら、
翌日木材のフレーム後がバッチリ塗膜に残りました。
塗膜って乾いているようでも、直後は柔らかいんだなぁと実感しました。
そのまま放置したら、ソファーと塗膜がくっついていたのでは?と思います。
ペンキが乾く時間が早すぎるのも問題になる?
家などをDIYすると、塗装だけでなくやりたいことが多くあって
早く乾かしてほかの作業をする時間を確保したいと思うのはわかります。
ですが乾燥時間が短いと、塗ってる側から乾き始めてしまい
塗料を均一に伸ばして塗装する作業が間に合わない、ということも起こります。
塗装のプロの方が、塗料を塗りたい部分に配るというイメージで伸ばしてくださいとアドバイスしているのを聞いたことがあります。
ローラーや刷毛で塗料を均一に配るためには、慣れていないとそれなりに時間がかかります。
ペンキの乾燥を効率的に進める方法
ペンキを塗った後の乾燥を効率的に進める方法は、DIY好きならば知っておきたいポイントです。以下では、そのコツやテクニックを具体的に解説します。
ペンキの塗り方も乾燥時間に影響する
ペンキの塗り方も乾燥時間に影響を与えます。
厚塗りにすると、表面は乾燥しても内部が乾かないリスクが高まります。
適切な量を均一に塗ることで、短時間で乾燥させることが可能です。
均一に塗装するコツは、ローラーや刷毛にも塗料を均一に含ませることです。
塗装用のバケツのメッシュ部分やトレーの凸凹部分を転がして、塗料をしっかり含ませながらも余分な塗料を落とすことができます。
換気と通風のポイント
換気や通風は、ペンキの乾燥を助けるだけでなく、
ペンキの臭いを減少させるためにも欠かせません。
作業中、作業後は、窓を開けたり扇風機を使用して、部屋の空気を循環させることがおすすめです。
ただし、直接風がペンキに当たらないよう気をつけましょう。
黄砂や埃が多い季節も注意です。乾燥前だと塗膜に付着してしまいます。
DIYでの塗装は海外の方が多いのでは?と検索してみました。
カナダのヘルプフルDIYというチャンネルです。
ポイントとして4つ挙げてます。
冒頭から声が大きいので!再生する際はご注意を。
- 壁は一面ずつ塗装する
- 窓を開ける
- ファン(扇風機・サーキュレータ)を使う
- 湿度が低い日に塗装する