公開日 2023年5月29日 最終更新日 2023年6月18日
ペットのお家や家具に塗装する場合はどんな塗料を選べば良いのでしょうか?かわいくておしゃれな色も勿論ですが、成分や安全性にも注意を払って選ぶことが重要です。
ペットに安全な塗料が必要な理由
・ 嗅覚が人間よりも優れている
・ 舐めたり齧ったりしても大丈夫なものが必要
・ VOC等有害物質は空気より重く、低い位置で生活する動物への影響が大きい
・ 同じ量の有害物質でも人間より体が小さいので影響が大きい
フードに関しては毎日のことで、選択肢や情報も多いので安全を気にして選ぶ方も多いのですがペット用品は飼い主のインテリアや趣味に合わせて選ぶことも多いのではないでしょうか?
人間で言うシックハウス対策同様に、ペットの周りのものの有害物質にも目を向けてみてください。
猫やペットにとって安全とは?
1.成分が非毒性であること
猫にとって安全な塗料は、成分が非毒性であり、猫が舐めても問題のないものです。猫は舐めることが好きであり、舐めた場合にも健康に影響を及ぼさない塗料を選ぶことが重要です。ケージを齧るペットも多いですよね。
塗料の有害物質はVOC(揮発性有機化合物)。油性塗料より水性塗料だとぐっと少なくなります。油性塗料で低VOCと表記されているものの場合はVOCが30%以下であるという基準があります。
一方水性塗料の低VOC基準はありません。水性塗料のVOCは10%にも満たないので、油性塗料の低VOCよりも低VOC表記がされていない水性塗料の方がVOCは少ないと考えて良いでしょう。
ペンキの完全乾燥には約1ヶ月
一般的に塗料は1ヶ月くらいかけて完全に乾くとされています。
余裕を持ってペットに使う1ヶ月前に塗装をしておけば、VOCが完全に揮発してしまうのでより安心です。低VOCで他の塗料よりは少ないとはいえVOCは出ます。1ヶ月間乾かす際に室内だとVOCがお部屋の空気を汚しますので、ペットに影響を与えたくない場合はガレージやベランダなど雨風が防げるオープンな場所に置いておくようにしてください。
2.清潔さ 簡単に掃除できること
ペットの体調管理に衛生も重要です。簡単に掃除ができ、清潔に保てるようにしましょう。塗装後水拭きができたり、水洗いができる塗料を選んでおくと良いでしょう。
3.環境に配慮したものであること リサイクル可能 持続可能な資材
動物と環境にやさしいものを選ぶとより良いのではないでしょうか?
意外かもしれませんが、製造過程で動物を使った実験が行われていたり動物性の成分が使用されていることがあります。ペットのためのものに動物が犠牲になっていないものを選んでください。
【DIY事例紹介】保護猫さんのお家を安全な塗料で塗装
パパが以前制作したハウスをペイントしました。
使ったのはグリーンエレファントさん @organic_paint_greenelephantco の塗料=0%も有害物質を含まない完全ゼロVOCで安心な、エコスのオーガニックペイント。
https://www.greenelephantco.com/
舐めても安全という商品で、塗料にありがちな嫌な匂いもなく気持ちよく作業できました。
人間の10万倍とも言われる嗅覚の猫さん達に優しいお家になったと思います。
以下省略
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