壁のペンキDIY入門!初心者が知っておきたい基本
公開日 2024年11月7日 最終更新日 2024年11月7日
自宅の壁をペンキで塗りたいなと思っている方!!たいてい、壁には無難な白色を選びがちですが、白といってもいろいろな種類の白があり、その他にも室内の壁に合う色は実はたくさんあります。でもどんな色を選べばいいでしょうか?壁の塗装は思っているより気軽にできて、初心者でも挑戦できるDIYです。壁の色が変わるだけでとても雰囲気が変わり楽しくなります。
DIY初心者の方にとって、初めてのペンキ塗りは道具選びや塗り方のコツを知ることが大切です。正しい手順を踏むことで、ムラなく綺麗に仕上げることができますし、プロ顔負けの結果が得られます。
このコラムではDIYで塗るための大切な準備を特に初心者にもわかりやすく解説します。これを読めば、自宅の壁をおしゃれに仕上げ、部屋全体が新しく生まれ変わったように感じられると思います。ぜひ挑戦してみてください。
Happy Painting🎵
準備が重要!
① 必要な道具リスト
ペンキを壁に塗るには、まず必要な道具を揃えることが大切です。たいてい必要なものはホームセンターや物によっては100円ショップなどでも揃えることができます。
揃えるべき主な道具には、
- ペンキ、
- ローラー、刷毛
- ペイントトレイ/バケツ、
- マスキングテープ、
- ビニールシート、
- サンドペーパー、
- 濡れ布巾
- そして養生テープなどがあります。
マスキングテープと養生テープは前準備のためにも必要なアイテムで、さらに仕上がりを左右する重要なアイテムです。
ビニールシートは床や家具を汚さないように保護するために使います。
また、ローラーと刷毛は大きな面積や細かい場所のペイントに役立ちますので、適材適所で使い分けましょう。
ローラーや刷毛にはサイズがあります。大きいエリアの塗装には大きめ、細かいところを塗るには小さなタイプがいいと思います。個人的には大きすぎたり太すぎるとペンキをつけた際に重くなり動かすのが難しいと感じました。自分が使いやすそうなものを選んでください。
さらに洋服が汚れないようにエプロンをしたり、汚れてもいい動きやすい服装に着替えておきましょう。
私が今まで用意しておいてよかったなと思うものは濡れ布巾です。気をつけていても思わずペンキに触ってしまったり、撥ねて壁や床についたりしてしまうことがあります。手についてそのままにしておくと知らない間に他の場所にペンキがついてしまうこともあります。そんな時にさっと水拭きして綺麗にできるので濡れ布巾は便利です。
セットで販売している時もあります。ペンキショップでみてみてください!
道具が揃えば、作業がスムーズに進み、仕上がりも良くなります。
② マスキングテープの使い方
1. マスキングテープを使う理由
マスキングテープは、塗りたくない部分をしっかりと保護するために使います。例えば、壁の縁や窓枠、スイッチの周りなど、きれいに仕上げたい部分に役立ちます。塗料がはみ出さないようにすることで、仕上がりが美しくなり、片付けも簡単です。
2. マスキングテープの貼り方の基本
マスキングテープを貼るときは、塗りたくない部分の境界線に沿ってしっかりと貼ります。テープを貼る際には、以下のポイントに注意してください。
- テープを少しずつ引きながら貼る
テープを一度に引っ張りすぎず、少しずつ貼るとまっすぐ貼りやすいです。 - 指でしっかり押さえる
貼ったテープが浮かないように、指で丁寧に押さえながら貼りましょう。浮いていると、塗料がその隙間に入ってしまいます。 - 隅や曲がった部分も丁寧に
角やカーブがある部分では、テープを細かく切り分けて貼るときれいに仕上がります。
3. 塗装後のマスキングテープの外し方
塗装が乾く前にテープを外すのが基本です。乾いてしまうとテープがはがれにくくなり、仕上がりが乱れてしまうことがあります。
- テープをゆっくり引く
塗った面に沿ってゆっくりと引きながらはがすことで、きれいな直線が残ります。 - 45度の角度で引っ張る
テープを壁や塗装面に対して45度の角度で引くと、塗装が剥がれにくくなります。
③ 下地処理の重要性
下地処理は、ペンキの仕上がりや耐久性に大きな影響を与えます。
まず、壁の表面が滑らかになるように、サンドペーパーで軽く磨きます。
もし汚れやほこりがついている場合は、しっかりと拭き取ってください。
特にひび割れや穴がある場合は、パテなどで埋めると綺麗に仕上がります。
下地処理が不十分だと、ペンキが剥がれやすくなり、仕上がりも悪くなってしまいます。
また、壁の素材によってはプライマー(下地用のペンキ)を塗ってからペンキを塗ると、発色が良くなり、持ちも良くなるのでおすすめです。
④下塗りをする(プライマー)
下地処理が済んだら下塗りとしてプライマーと呼ばれる下地剤を使用します。プライマーを塗ることで、塗料が表面にしっかりと密着し、色ムラを防ぐ効果も得られます。プライマーを均一に塗り、しっかり乾かすことで次の工程がスムーズに進みます。
⑤ローラーと刷毛の使い分け
塗装には主に「ローラー」と「刷毛」が使われますが、それぞれ役割が異なります。
- ローラー
大きな面積を塗るのに適しており、壁や天井などの広い範囲を均一に塗装できます。ローラーを使うと、短時間でスムーズな仕上がりが可能です。 - 刷毛
細かい部分や隅、狭い場所に使います。角や縁、窓枠の周りなど、ローラーが届きにくい場所で活躍します。また、細かいラインを引くときにも便利です。
1,ローラーの使い方とポイント
ローラーは広い面積を塗るのに便利ですが、使い方にもコツがあります。
- 塗料をしっかりと含ませる
トレーで塗料をローラーに十分に含ませ、余分な塗料を軽くトレーのふちで落としてから壁に塗ります。 - 均一な動きで塗る
壁に向かって上下や左右にまっすぐ動かすと、ムラなく仕上がります。最初は少量で軽く塗り、2~3回重ね塗りをするときれいに仕上がります。 - 端から少し離れた部分から塗り始める
壁の端から塗り始めると塗料が多すぎて汚れやすいので、少し内側から始めて、徐々に端へと広げていくと失敗が少なくなります。
2, 刷毛の使い方とポイント
刷毛は、ローラーが届かない細かい場所や仕上げに使います。使う場所に合わせて、幅や毛の硬さが異なるものを選ぶと良いでしょう。
- 細かい部分を丁寧に塗る
角や隅に塗料をのせるときは、少量を筆先に取り、ゆっくりと塗り広げていきます。 - 均一に塗り重ねる
刷毛は、軽く何度も塗り重ねることできれいに仕上がります。一度に塗りすぎるとムラになりやすいので注意しましょう。 - 角度を変えて隅まで塗る
刷毛を斜めに使って塗ると、細かい部分まで塗料が行き届きます。塗り残しがないよう、何度か角度を変えながら塗るのがポイントです。
3,ローラーと刷毛の使い分けのポイント
基本的には広い面積はローラーで、細かい部分は刷毛で塗り分けるとスムーズです。特に初心者の場合、この使い分けを守ることで、きれいな仕上がりが期待できます。
塗装の仕上がりをきれいにするために、それぞれの特性を活かして、適切に使い分けるよう心がけましょう。
ペンキの選び方
目的に合わせたペンキの種類を選ぶ
ペンキには、内装用・外装用、水性・油性といったさまざまな種類があります。水性塗料は扱いやすく、臭いも少ないのでおすすめです。油性塗料と違い、水性塗料は揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含まないため、においが少ないのが特徴です。室内で使っても刺激が少なく、換気が難しい場所でも快適に作業ができるため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えます。
また、塗料がはみ出しても水で拭き取れるので、後片付けも簡単です。乾燥も比較的早いため、初心者でも手軽に使えます。
室内でのDIYや小物のペイントには水性塗料が使いやすく、においも少ないためおすすめです。
水性塗料は有害な成分をほとんど含まないため、環境にやさしいとされています。また、揮発性が低いので、アレルギーやシックハウス症候群などの健康リスクも低減できます。これにより、家庭のDIYに適した安全な塗料として人気です。
まとめ
ペンキを使って壁をDIYすることで、自分だけの理想の空間を作り出せます。この記事で紹介した道具の準備や塗り方の基本を押さえれば、ムラなく綺麗な仕上がりが実現できます。初心者でもしっかり手順を踏めば、プロのような美しい壁が完成します。色の選び方やコツを活用して、お部屋全体を新しくする楽しさを味わいましょう。壁のペンキDIYで、暮らしをさらに豊かに彩ってください。