「DIY初心者必見!建具の塗り替えガイド|材料選びから作業のコツまで徹底解説」
公開日 2023年10月25日 最終更新日 2023年11月29日
ヨーロッパの古い木製のドア。何度も塗り替えをしてメンテナンスをしたドアのようです。
お家の中で、少しずつ色あせてきた建具を見るたびに「新しくしたいなぁ」と考えたことはありませんか?そんなあなたにピッタリなのが、DIYでの建具の塗り替えです。でも、「DIYって難しそう」「何から始めたらいいの?」と感じている方も多いでしょう。
私も同じでした。だんだん汚くなったサッシやドアを見て古い感じが気になるなあと思っていたのですが、襖や障子を貼りかえるように、木製のドアなら塗り替えすれば綺麗になるんだと教えてもらいました。
この記事では建具の塗り替えに必要な材料選びから、具体的な作業手順、成功のポイントまで、詳しくご紹介しています。あなたもこの記事を読めば、DIYで建具の塗り替えがきっと楽しくできるようになりますよ。さぁ、あなたも自分の手でお家を新しく蘇らせてみませんか?
建具の塗り替えDIYの基礎知識
このドアは犬がガリガリと引っ掻いてしまった跡でペンキが剥がれています。
綺麗に塗り直したいと思っています。
①塗り替えのメリット
建具の塗り替えDIYには多くのメリットがあります。第一に部屋の雰囲気を変えることができ、新しい空間を作り出すことができます。例えば、古くなった扉や窓枠を明るい色で塗り替えるだけで、部屋全体が明るく感じられるようになります。また、塗り替えることで建具自体の寿命を延ばすことができます。塗料には防水や防虫などの効果があり、建具を守ってくれます。さらに、塗り替え作業は家族で行うことで、コミュニケーションの機会としても活用できます。楽しみながらDIYスキルを身に付けることができるでしょう。
②塗り替えるタイミング
建具の塗り替え時期は、その建具の状態によりますが、一般的には数年に一度が目安とされています。
塗料の剥がれや色褪せ、木材の劣化が見られたら塗り替えのサインです。特に、外部の建具は日光や雨風にさらされるため、内部のものよりも塗り替えの頻度が高くなります。また、住んでいる地域の気候にも影響を受けるため、湿度が高い場所や塩害がある場所に住んでいる場合は、より頻繁に塗り替えが必要です。
定期的なメンテナンスを怠ると、建具の劣化が進み、最終的には取り替えが必要になることもありますので、早めの塗り替えがおすすめです。
③選ぶべき塗料の種類
塗り替えに使用する塗料の種類は、作業を行う場所や目的によって異なります。
一般的に、水性塗料は乾燥が早く、作業が簡単なため初心者におすすめです。また、においも少ないため、室内での作業に適しています。対照的に、油性塗料は乾燥に時間がかかりますが、耐久性に優れており、屋外での使用に適しています。
最近は塗料の種類も増え、屋外用の水性塗料もありますし、匂いも少ないタイプの水性塗料の種類が増えてきました。色の種類も豊富です。塗料選びの際は、建具の素材や使用環境を考慮し、目的に合ったものを選びましょう。
塗料に含まれる有害物質やVOCが気になる方、お子さんや妊婦の方、化学物質過敏症やアレルギーが気になる方には有害物質や化学物質やVOCが一切含まれないオーガニックの水性塗料がおすすめです。
④塗り替え作業の手順
塗り替え作業は、正しい手順で行うことが重要です。
まず、古い塗膜や汚れを取り除くために、サンドペーパーで表面を磨きます。次に、下地処理としてプライマーを塗り、塗料の密着を良くします。そして、塗料を均一に塗り、十分に乾燥させます。塗り替える建具や塗料の種類によっては、二度塗りが必要な場合もありますので、商品の指示に従いましょう。最後に、仕上げとしてクリアコートを塗ることで、耐久性を高め、美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
実例で学ぶ!建具の塗り替えDIY
色を塗り分けて真ん中には黒板にしてあるドア。おしゃれですね。
①戸棚の塗り替え:プロセスとポイント
戸棚の塗り替えは、キッチンやリビングの雰囲気をガラリと変えることができるDIYプロジェクトです。まず、戸棚の扉を外し、古い塗料や汚れをサンドペーパーでしっかりと落としましょう。素材が木の場合は、木目に沿って磨くことがポイントです。次に、下地処理としてプライマーを塗り、十分に乾燥させます。ここで時間をしっかりと取ることが大切です。塗料は選びたい仕上がりに合わせて選びますが、キッチンの場合は水や油に強いものがおすすめです。塗り方は、ブラシを使って木目に沿って塗るとキレイに仕上がります。最後にクリアコートを塗り、乾燥させれば完成です。色や塗り方を変えるだけで、戸棚がまるで新品のように生まれ変わります。
②窓枠の塗り替え:注意点とコツ
窓枠の塗り替えは、室内の印象を変えるだけでなく、防水や防虫の効果も期待できるDIYプロジェクトです。窓枠の材質によっては、特に注意が必要です。例えば、アルミ製の窓枠の場合、専用のプライマーを使用しないと塗料が密着しません。木製の場合は、サンドペーパーで古い塗料や汚れをしっかりと落とし、下地処理をしっかりと行うことが大切です。窓枠は直射日光や雨風にさらされることが多いため、耐久性のある塗料を選びましょう。塗り方は、細かい部分から先に塗り、最後に大きな面を塗るとムラなく仕上がります。仕上げにクリアコートを塗ることで、美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
③扉の塗り替え:色選びと塗り方
扉の塗り替えは、お部屋の印象を決める重要な要素です。色選びは非常に重要で、お部屋の雰囲気や家具との調和を考えながら選ぶと良いでしょう。明るい色を選ぶと、空間が広く感じられる効果があります。塗り方にもコツがあり、まずは細かい部分から塗り、最後に大きな面を塗ると綺麗に仕上がります。ブラシを使用する際は、毛先をしっかりと開きながら塗るとムラなくキレイに塗ることができます。また、扉は開閉することが多いため、耐久性のある塗料を選びましょう。仕上げにクリアコートを塗ることで、塗膜を強化し、美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
建具の塗り替えDIYを成功させるためのポイント
①計画を立ててから始めよう
DIYを成功させるためには、計画を立てることが非常に重要です。
何をどう塗り替えるのか、必要な材料や道具は何か、作業にかかる時間はどのくらいか、事前にしっかりと計画を立てておきましょう。また、作業中に何か問題が発生した場合の対処法も考えておくと安心です。
計画を立てることで、作業がスムーズに進み、期待通りの仕上がりを実現することができます。
②適切な道具と材料を用意しよう
DIYプロジェクトには適切な道具と材料が必要不可欠です。
ブラシやローラー、塗料、サンドペーパー、養生テープや養生シートも用意しておくと良いでしょう。
道具や材料はホームセンターやオンラインショップで購入することができますが、
③正しい手順で作業を進めよう
建具の塗り替えDIYでは、正しい手順で作業を進めることが非常に重要です。手順を間違えると、仕上がりが悪くなるだけでなく、塗膜の劣化を早めることにもなりかねません。特に、サンドペーパーでの下地処理やプライマーの塗布は丁寧に行うことが大切です。塗料の塗り方や乾燥時間にも注意し、指示に従って作業を進めましょう。
④安全に注意して作業をしよう
塗り替え作業中は、安全に十分注意しましょう。塗料によっては有害物質の匂いが気になることもあるので換気を忘れずに。
汚れや手荒れを防ぐためにエプロンや手袋を使用することも大事です。
安全に注意しながら丁寧に作業を進めれば、塗り替えDIYを楽しく成功させることができます。
まとめ
建具の塗り替えDIYは、計画をしっかり立て、適切な道具と材料を用意し、正しい手順で丁寧に作業を進めることが大切です。初心者でも簡単にできるように、本記事では必要な準備から作業のポイント、注意点までを詳しく解説しました。手順に従いながら安全に注意を払い作業を進めれば、あなたもプロのような仕上がりを実現できるでしょう。建具の新しい風合いを楽しむために、ぜひDIYで塗り替えに挑戦してみてください。あなたのお家がより素敵な空間に変わること間違いなしです!