塗料の臭いはペットに悪影響か?
公開日 2022年1月20日 最終更新日 2023年5月24日
化学物質や有害物質、VOC(揮発性有機化合物)は私たち人間にとって健康上とても気になるもの。できれば全て排除した部屋で生活をしたいものです。室内の空気は外の空気より何倍も汚れていると言われています。室内のVOCをより減らした空間で快適に過ごしたいのは人間だけではありません。家で飼うペットはどうでしょう?水性や油性の塗料を使用しての塗装の影響はどうでしょうか?犬や猫は人間よりも何倍も嗅覚が優れています。ペットのいる家の中では化学物質や有害物質の排出される薬品、生活用洗剤やルームスプレー、また有害物質の出る塗料の使用は避けたほうがいいでしょう。リノベーションで塗装をする予定ならも赤ちゃんや化学物質に敏感な人だけでなくペットにも配慮して安全な塗料を使用することでVOCをできるだけ取り入れずに済みます。このコラムでは有害物質の多く入った塗料ではどのような心配があり得るか書いています。ペットがいる家庭での塗装は、安全な塗料を使用をお勧めします。
ペットへの影響の心配:粘膜の炎症
PedMD(獣医師によペットの健康サイト)の説明によればペットはの嗅覚は10万倍も人間より優れていると言われています。もしVOC(発揮性有機化合物)を多く含む塗料を使用したら、それだけ塗料などに含む化学物質のVOCには敏感です。塗料の臭い匂いは例えばシンナーなどの有害物質の臭いです。ペットが敏感に匂いを嗅ぐことによってVOCなどの有害物質が鼻の奥に侵入します。ペットの鼻は人間の鼻腔高より小さい場合が多くそれだけ早く悪影響が出てしまう可能性があります。敏感なペットの鼻腔の粘膜の炎症という症状を避けるためにはVOCの排出しない塗料を選ぶべきでしょう。ペットに有害なものは人間にとっても有害です。家族の一員であるペットにも健康被害の心配はできるだけしたくないですね。ペットのいる家庭で使用する予定の塗料は必ず安全性を確認してから使用するようにしたいですね。
ペットへの影響の心配:腸の不調
我が家のペットである犬もそうですが、落ちたものやこぼれているものを舐めたり食べたりしてしまう事がよくあります。それが有害物質の入っている塗料だとしてもペットにはわかりません。もし間違って舐めてしまったり飲み込んでしまった場合、量によっては特に小さなサイズのペットはお腹に不調を起こし嘔吐や下痢などの原因にもなりえます。ちょっとだけ体内に入ってすぐに病気になるとは思いませんが、そのような事故が起きないためにもペットのいる空間で使用する塗料は部外の安全な塗料を使用したほうがいいですね。
ペットへの影響の心配:肺の不調
塗料の種類には水性と油性があり、より安全な水性塗料でもVOCを多く含む塗料もあればほとんど入っていない低VOCの塗料、また全くVOCを含まないゼロVOCの塗料があります。
VOC(揮発性有機化合物)を多く含んだ塗料の一番心配なのは肺への影響です。VOCは肺の炎症の原因になりえます。もしペットの免疫力が弱っていて、キツイ有毒な臭いを吸い込んだら呼吸に影響が出るかもしれません。咳き込んだりする症状が出たらすぐ獣医師に診てもらうといいと思います。
ペットの安全を守るためには
- ゼロVOCの全く入っていない、化学物質や有害物質も全く入っていない無害で安全な塗料を使用して下さい。
低VOC、低臭と書かれたものではゼロVOCではありません。従来の塗料よりも少ないというだけで溶剤や有害物質の混じった化学物質が含まれていることが多いです。塗装後にペットが体調を崩した場合など、もしかすると敏感に発症している場合もあるので獣医師に相談してください。
- 安全なペイントを使用して、そして塗装中は室内の空気を循環させ早く乾かして下さい。空気中のVOCを早く低減させるには空気をきれいにする事が大事です。きれいな空気と入れ替えるために窓を開けたりすることを心がけてください。
- ペットが塗装したエリアに入らないよう気をつけて下さい。おもちゃやフードボウルなどを別の場所に置き作業中の部屋には入らせないようにして下さい。
エコスオーガニックペイントはゼロ VOCの塗料です。ペットにも安全にお使いいただけます。