オーガニックペイントとは
公開日 2021年4月14日 最終更新日 2024年4月4日
オーガニックペイントとは
オーガニックペイントって何?
抗菌剤、抗菌薬を一切含まないペイントをそう呼んでいます
オーガニック野菜、オーガニックコットンなど、オーガニックという言葉に馴染みはあると思いますが、一体オーガニックペイントって何でしょう?エコスペイントの創立されたイギリスではもうすでに馴染みのある用語として使われています。
エコスオーガニックペイントは一般的なペイントでは大抵使用されているQuaternary Ammonium (第四アンモニウム) やTriclosan (トリクロサン) などの抗菌薬を一切使用していない、オーガニックペイントです。それゆえ誤って口に入れてしまっても安全なのです。
オーガニックペイントは「生」塗料
抗菌剤や抗菌薬、防腐剤を含まないので、
安全ではありますが、一般的な塗料より腐りやすいデメリットもあります。
室温5度から35度で保管し、早めに使ってください。
不純物が入ると腐りやすくなりますので、水やホコリが入らないように注意。
使う分をペイントトレーなどに出して余った塗料は戻さないようにしてください。
日本で販売している塗料はアメリカノースカロライナの製造工場より空輸しています。長く在庫をしないように最小限の在庫にしていますので広範囲塗装ご注文時は事前の在庫問い合わせをお勧めしています。
ナチュラルペイントとオーガニックペイント
ナチュラルペイントは天然素材からできたもので自然塗料と呼ばれることもあります。天然のものからできているから”安全”、”身体にいい”と思われがちですが、必ずしもそうとも限りません。
例えば、露天堀りで鉱石や鉱物を取り出したり微粒子にしたりするのは自然破壊や環境問題にもなります。鉱物や石によってはは有害物質や放射能が含まれているものもあります。天然由来の顔料には有害物質や有毒性のものも多々あるのです。
ECOSのオーガニックペイントは有害物質の含まれる天然素材や自然素材は使用せず、無害で安全な素材のみ使用しています。抗菌剤、抗菌薬を一切含まないオーガニックペイントです。
ゼロVOC & 低VOC
VOC(揮発性有機化合物)とは大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称で、環境中へ放出されることにより公害、大気汚染などの健康被害を起こす可能性のあるもの。
VOC含有量の低いものを使用したいと思う方も多いでしょう。
確かにVOC量が低ければ低いほどより安全には間違いありません。
しかし、何が入っているかにも要注意です。
入っている物質によっては量が少なくても影響が大きいものもあります。
人によってはラテックス、またはメチルイソチアゾリノンにアレルギー反応を起こすかもしれません。
低VOCと書いてあってもそれが安全とは限らないのです。
日本では塗料製品中のVOC成分含有量が重量30%以下に低VOC塗料(溶剤系)と表示。
ちなみに米国EPAでは5g/L以下のVOC商品は”ゼロ”VOCと表示可となっていますが、エコスのオーガニックペイントは0%も有害物質を含まない本当のゼロVOCです。
オーガニックペイントの使用場所
VOC、有害物質OであるECOSのオーガニックペイントの使用場所をいくつかご紹介します。
ルーブル美術館:フランスの世界屈指の美術館。美術品や絵画などが痛まないように有害物質が一切放出されないECOSオーガニックペイントを塗装されています。木製のディスプレイキャビネットから放出されるフミン酸などのVOCを減少させるため、エアピュアプライマー、エアピュアペイントを使用しています。
ロンドンオリンピック村:2012年に開催されたロンドンオリンピック村の選手、関係者が滞在された宿泊施設でも使用。
特に大きな場所での施行中の匂いや健康リスクを最小限に抑制できるため安心です。
大英博物館:ロンドンにある世界最大の博物館のひとつ。ルーブル美術館同様、所蔵品に害を与えないようECOSオーガニックペイントを使用しています。