【DIY】チョークを自分で作ってみました。成分はシンプルだった!
公開日 2023年10月29日 最終更新日 2023年10月30日
チョークの成分を調べていて見つけた、
「手作りチョークセット」1540円(税込)
チョークの成分ってシンプルだし、自分で作ってみられるならやってみたい!
購入してみました。
チョークの材料は石膏のみ!
中身は
石膏
木のスティックの攪拌棒
プラスチックの攪拌用容器
プラスチックシート
油粘土
説明書
輪ゴム
チョークの成分としては石膏のみ。
手順もシンプル!
水100ccとセットの石膏70gを容器に入れて撹拌する。
型に入れる。10分弱で固まる
天日干しする。3~5日
実際にチョークを作ってみます
石膏は匂い無し。
粉末が細かいので目に入ったり吸い込まないように注意しました。
お子さんとの作業だと、作業中は顔などを手で触らないように注意してあげる必要があると思います。
水は容器にメモリが付いているので、100cc測りやすいようになってます。撹拌時間は1分40秒。
1分半でも2分でもなく1分40秒の設定が大事?と思ってしっかり測って混ぜました。
最初はスティック1本で混ぜてたけど、手応えがなく途中で2本に。でも予備だったのかも。
次第にドロドロになってきてチョークになりそう!
型に入れる手早く作業しないと固まってしまうとの注意書きがあって気持ちが焦ります。
1分40秒のアラームが鳴ったと同時に型に入れます。
セットのプラスチックシートを使った棒状のチョーク用型は指示通り3センチくらいの太さにしておかないと流し入れられなさそうです。
私は100均のクッキー型に入れてみました。
手作りチョーク失敗?!
7~10分で熱を出しながら固まるとのことですが、
待てどもほぼそのまま!
1時間経ってもそのままだったので型から抜いてみることに。
崩れるほどではないけど、固まったという感じではないまんまです。
40度くらいまでになるとの注意書きでしたが、
あったかくなったとも思わなかったんですよね。
40度だとぬるめのお風呂くらいあるので感じるのでは?と思うのですが、それはなかったのでやっぱり失敗?
撹拌が不十分だと固まらないことがあるとのことなので、撹拌不足だったようです。
それでも天日干ししてみることに。
失敗なりにチョークが完成
数日すると乾燥しました。
ただ、すでに割れたり欠けたりしています。
発熱しながら固まらなかったからか
角がすぐ崩れそうな状態ではありますが、固まっています。
チョークの成分は主に2種類。
炭酸カルシウム製のチョークと
今回作ったように焼き石膏製(硫酸カルシウム)のもの。
石膏製のチョークは柔らかめで太い文字が書けるのが特徴です。
エコスオーガニックチョークボードペイントで作成した黒板に試し書きします。立派なチョーク!
書き心地はとってもスムーズで、布で綺麗に消えました。
チョークの成分はシンプルに石膏のみ。
各社この固め方にそれぞれ技術があって、持ちやすい、書きやすい、折れにくいチョークにしているのですね。
石膏は危険なものではない
ちなみに石膏は人体に有害ではありません。食品添加物にも使われます。
ただし、食品の管理にはさまざまな安全基準がありますので、その基準に沿って管理されていないものをむやみに口に入れてはいけませんので注意。
また粉塵としては呼吸器の刺激になりますので、取り扱いの際には注意してください。
このアーテックという会社のサイトを見ると、子供向けのいろんな教材や教育玩具が販売されていて楽しそうなものがいっぱい!
こちらも材料は石膏のみ。自分で用意するものに水彩絵の具があるので、色は水彩絵の具でつけるようです。
炭酸カルシウム製のチョークはどうやって作ってる?
手作りキットはどちらも石膏製(硫酸カルシウム)のもの。
炭酸カルシウム製のチョークはどうやって作られているのかな?と検索すると
ホタテ貝の炭酸カルシウムを使ってダストレスチョークを作っている
日本理化学工業株式会社の記事が出てきました。
石灰石を砕いた炭酸カルシウムとホタテ貝の貝殻をリサイクルした炭酸カルシウムを水で練って粘土上にし、チョーク状に成形、乾燥。表面をアクリル樹脂の液でコーティングして仕上げています。
炭酸カルシウムのチョークを自作している動画もありました。
卵の殻(炭酸カルシウム)を粉末にして小麦粉と水で練って乾燥させています。
チョークを自分で手作りしてみてわかったこと
チョークはシンプルな材料で出来ていて有害ではない。
硫酸カルシウム(石膏)製
炭酸カルシウム製 共に水をプラスして成形、乾燥させて完成。
どちらも化粧品や食品添加物などに使用される人体に無害な成分である。
(ただし、粉塵としては目や呼吸器への刺激になるので注意する)
チョークを使う際に参考にしていただければ幸いです。