ペンキのくすみカラーは家の塗装に最適!色の種類やトレンドをご紹介
公開日 2025年4月20日 最終更新日 2025年4月20日

「家の塗装でおしゃれな外壁の色にしたい」「内装の色を変えて落ち着く部屋にしたい」
そんな要望を持っている人におすすめなのが、ペンキのくすみカラーです。
くすみカラーとは、彩度が低く、グレイッシュな色合いのカラーのことです。
くすみカラーと一言でいっても、色のバリエーションはさまざま。ペンキにはどんなくすみカラーがあるのか、おしゃれな外壁・内装にする色の選び方なども気になりますよね。
今回は、くすみカラーの色の種類やトレンド、家の塗装におすすめの色をご紹介します。
くすみカラーとはどんな色?
くすみカラーとは、彩度が低いグレイッシュな色合いのカラーのことです。
代表的な色に、スモーキーベージュやグレージュ、ダスティーピンク、オリーブ、ブルーグレーなどが挙げられます。
くすみカラーが与える印象は、「大人っぽい」「落ち着きのある」「洗練された」などです。
2018年頃に人気を集めて以降、ファッションやインテリア、メイクなど多くのものに取り入れられるようになりました。
3つのタイプがある

くすみカラーには、「スモーキーカラー」「ダスティーカラー」「ニュアンスカラー」の3つのタイプがあります。
3つは同じ意味で使用されることもありますが、明るさの微妙な違いで区別できます。
暖色系と寒色系に分けられる
インテリアにおいては、暖色系と寒色系でお部屋のイメージが異なります。
オレンジやレッド、イエローなどの暖色系は柔らかく落ち着きのある空間に、ブルーやパープル、グレーなどの寒色系は、スタイリッシュでクールな空間になります。
ペンキのくすみカラーを選ぶ時は、内装をどのようなイメージにしたいのかを考える必要があるでしょう。
くすみカラーは環境になじみやすい

くすみカラーの対義語といえるのがビビットカラーです。ビビットカラーは、赤・緑・青などの原色をより鮮やかにした彩度の高い色を指します。
原色やビビットカラーは人目を惹き、活動的な印象を与える色です。そのため、リラックスを求める部屋の内装や、景観を考慮する必要のある外壁には向きません。
反対に、くすみカラーは良い意味であまり目立たないため、環境に馴染みやすいです。
国土交通省は、景観3色に「ダークブラウン」「グレーベージュ」「ダークグレー」を掲げ、日本の自然や風土、建築物に馴染む色としています。
地域によって異なりますが、「景観法」で住宅の外壁に色彩基準が設けられていることがあり、彩度の高い色が使用できない場合もあります。
ペンキのくすみカラーは彩度が低いため、外壁塗装にもおすすめです。
くすみカラーの色の種類やトレンド
くすみカラーは、ベースカラーによってくすみレッド・くすみブルー・くすみイエロー・くすみピンク・くすみグリーン…と呼ばれ方が異なります。
色の種類が非常に多く、色の混ぜ方によって自在に作れるため、無限にあるといっても過言ではありません。
ベースカラー別のくすみカラー

ここでは、著者の好みも踏まえ、代表的なくすみカラーをご紹介します。
1.【くすみレッド】ダークローズ(Dark Rose)
暗めのローズカラーで、グレイッシュな赤です。
2.【くすみピンク】ベビーピンク(Baby Pink)
薄めのピンク色で、赤のくすみが混ざっています。
3.【くすみブルー】グレイッシュ・ブルー(Greyish Blue)
グレーがかったブルーで、クールで落ち着いた色です。
4.【くすみイエロー】ハニーイエロー(Honey Yellow)
ハチミツを思わせる黄色で、温かみを感じさせます。
5.【くすみグリーン】モスグリーン(Moss Green)
苔のような暗めの緑で、落ち着いた印象を与えます。
6.【くすみパープル】ダスティーラベンダー(Dusty Lavender)
くすみがかったラベンダー色で、優雅・上品な色合いです。
一つのベースカラーでいくつものバリエーションがあり、繊細な表現ができるのもくすみカラーの魅力です。
くすみカラーのトレンドは?
くすみカラーのトレンドを調査してみたところ、2025年はブラウン系がトレンドになっていることが分かりました。

くすみブラウンの中でも、今年の人気はモカ・ムース。これは、色見本帳メーカーのパントン社が2025年の色としてモカ・ムースを選んだのが理由にあるようです。
モカ・ムースは赤みがかった温かみのあるブラウンで、チョコレート菓子を連想させます。
上品で落ち着いた印象のニュアンスカラーなので、ファッションはもちろん、インテリア・内外装など広い用途で活用できます。
モカムースに近い色として、チョコレートブラウンやキャメルなどが挙げられます。

また、シナモン・スレートもインテリアの注目カラーです。
シナモン・スレートは、アメリカの人気塗料ブランド・ベンジャミンムーアが2025年のカラー・オブ・ザ・イヤーに選びました。パープルとブラウンが混ざりあった高級感のあるニュアンスカラーです。
このほか、今年の春夏はくすみブルーやくすみグリーンも注目されています。
家の塗装におすすめの色やペンキ

ペンキにもくすみカラーがあるので、外壁塗装や内装など、家の塗装で使用できます。
「家の塗装にはどんなくすみカラーがいい?」
「臭いがなくて安全なペンキってある?」
こういった疑問を解消していきましょう!
トレンドやインテリアに合わせた色
外壁塗装でおすすめなのは、トレンドのブラウン系のほか、ベージュ系・グレー系・グリーン系などの人気色です。これらのくすみカラーは流行に左右されにくく、周辺環境とも馴染みやすいため、どんな住宅にも合います。
従来は、白や無彩色の外壁が主流でしたが、最近は有彩色のくすみカラーも人気があるようです。


くすみカラーの場合、ベースカラーが目立つ色でも控えめな仕上がりになります。
住宅はもちろん、オフィスや店舗でコンセプトを表現するのに最適です。
内装塗料にペンキのくすみカラーを選ぶのであれば、好みやインテリアに合わせるのがベターです。可愛らしい印象にしたいならピンク、爽やかな印象にしたいならブルー…というように、色の持つ効果を考慮しましょう。
VOC排出量の少ない水性ペンキ

家の塗装に使うペンキは、VOC(揮発性有機化合物)排出量の少ない、水性ペンキがおすすめです。ペンキは油性と水性の2種類がありますが、油性ペンキには多くのVOCが含まれており、環境や人体に悪影響を及ぼします。
VOCの代表的な物質として、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどが挙げられます。これらは「シックハウス症候群」の原因になり、頭痛や吐き気、のどの痛み、めまいなどさまざまな症状を引き起こす可能性がある物質です。
油性ペンキに比べ、水性ペンキはVOC含有量が少ないものが多く、中にはゼロVOCのペンキもあります。家の塗装、特に居住空間である内装に使用する塗料は水性が推奨されています。

「本当に安心安全で無害なペンキを使いたい」
そういった方におすすめの塗料が、エコスオーガニックペイントです。
エコスオーガニックペイントはゼロVOCで、有害物質もゼロの完全無害な水性ペンキです。
赤ちゃんが口に入れても健康被害はないので、ご家庭のDIYで安心して使用できます。
「人体や環境にやさしいペンキだと、耐久性が心配」
と思うかもしれませんが、エコスのペンキは耐久性も高く、アリゾナの強い日光にも耐えられるほど!
世界的に有名なルーブル美術館や大英博物館にも採用されています。
まとめ|ペンキのくすみカラーは幅広い用途に使えます!
今回は、くすみカラーの色の種類やトレンド、家の塗装におすすめの色をご紹介しました。
くすみカラーには数え切れないほどのバリエーションがあるため、くすみカラー自体の人気が衰えることはないといえます。穏やかで落ち着いた色合いや、流行に左右されず長く使用できる点が魅力的ですね。
ペンキのくすみカラーは、家の塗装やオフィス・店舗の塗装、家具の塗装と幅広い用途に使用できます。
エコスオーガニックペイントにも、ムーンドロップやアボカド、パール、サイケスグリーンなど多くのくすみカラーがあります。
この記事を参考に、「この色!」と思えるお気に入りのくすみカラーを見つけて、DIY塗装やインテリア、ファッションなどを楽しんでくださいね!

担当ライター
WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。
インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。
化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!