子供にやさしい塗料の選び方と使い方
公開日 2024年6月25日 最終更新日 2024年6月25日
近年DIYの人気が高まり、リフォームの際に室内の壁を自分たちで塗装する人も増えています。子供がいる家庭では子供も一緒にペンキ塗りをさせたいご家庭も多いのではと思います。
そこで、子供も一緒にペンキ塗りをする際に安心して使える子供にやさしい塗料の選び方などをまとめてみました。一般的な塗料は子供が使ってもいいのか、またどこで購入すればいいのか困っている親御さんも多いかもしれません。
特に小さな子供がいる家庭では、塗料の匂いや塗料に含まれる有害物質が気になることもあるかもしれません。
この記事では、そんなあなたのために、子供にやさしい塗料の選び方と使用方法について詳しく解説します。
有害物質のない塗料を選ぶポイントから、自然由来の成分の利点、そして安心して使える具体的な製品まで、分かりやすく説明しています。
このガイドを読むことで、家族みんなが安心して過ごせる快適な住まい作りが実現できます。
ペンキ塗りは子供も一緒に簡単にできる作業です。楽しいDIYをぜひ子供と一緒に楽しんでみてください。
子供にやさしい塗料の選び方
有害物質のない塗料を選ぶ
家庭で使う塗料にもいろいろな種類があります。
小さな子供がいる家庭では、塗料の安全性に注意を払う必要があります。
VOC(揮発性有機化合物)は、多くの一般的な塗料に含まれている有害物質で、これが空気中に放出されると、子供の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ですから、できるだけVOCが少量かゼロの塗料を選ぶことが推奨されます。
VOCゼロの塗料は、揮発性有機化合物を含まないため、塗装中や塗装後に健康に害を与えるリスクがありません。
また、環境にも優しいという利点があります。
例えば、エコスオーガニックペイントは、有害物質を一切含まず、赤ちゃんが誤って口に入れても安全です。
さらに、塗料のラベルや製品情報を確認し、有害物質が含まれていないことを確認することも重要です。
これにより、安心して使用できる塗料を選ぶことができます。
具体的には、自然由来の成分を使用した塗料や、認証機関の基準を満たした製品を選ぶと良いでしょう。
無臭または低臭の塗料を選ぶ
塗料の臭いが気になる場合もあります。この臭いというのは塗料成分に含まれているVOCや化学物質が原因で、敏感な方は臭いを嗅ぐと気分が悪くなる場合もあります。子供は大人よりも繊細なため、無臭または低臭の塗料を選ぶことは、子供の健康を守るために重要です。
塗料の臭いが強いと、子供の呼吸に影響を与える可能性があります。特に、塗装中や塗装後に換気が不十分な場合、臭いがこもりやすくなります。換気をしっかりすることで塗装中に発生する臭いを最小限に抑えることができます。
エコオーガニックペイントやオスモカラーは、無臭または低臭の塗料として知られています。
これらの塗料を選ぶことで、室内の空気質を維持し、子供の健康を守ることができます。また、無臭または低臭の塗料は、敏感な子供だけでなく、ペットや高齢者にも優しい選択です。
子供にやさしい塗料の使用方法
塗装前の準備
塗装前の準備はとても大切です。まず、塗装する部屋の換気を良くしましょう。これは、塗料の臭いを外に逃がすために重要です。
次に、家具や床を保護するカバーを用意します。これにより、塗料が飛び散って家具や床を汚すことを防げます。養生シートはテープ付きのタイプなどもあります。
塗装を始める前に、使用する塗料や道具を準備すると実際の作業がスムーズに進みます。
準備するもの
- ペイント(塗料)
- ペイントをかき混ぜる棒(割り箸などでも)
- ペイントを出すトレイ
- ローラーや刷毛
- 養生シート、マスカー、マスキングテープ
- 濡れ雑巾(手についたペンキなどを拭く)
- はしごやステップ
- 汚れてもいい服装
塗装時の注意点
塗装中もいくつかの注意点があります。まず、子供を別の部屋に移動させましょう。一緒に塗装する場合以外は、別の部屋にいてもらう、もしくは自宅以外の場所に滞在してもらうといいですね。
子供は大抵ペンキ塗りなどが好きなのでペンキに触ったり、一緒にローラーを使いたいと思うはずです。私も個人的に経験があります。どんな年齢の子でも壁の塗装は一緒に作業したがるので一緒にさせたくない場合は外出してもらうことがいいかもしれません。一緒に作業できる場合は汚れてもいい格好に着替えてもらいましょう。
子供は(大人でも)飛び散ってしまったペンキを間違って踏んでしまい、それで歩いて別の場所が汚れてしまったり、汚れた手で他のところを触ってしまったり、ということがあります。濡れ布巾を用意したり、あらかじめ注意点を伝えておきましょう。
次に、換気を徹底することが重要です。窓を開けて新鮮な空気を取り入れることで、塗料の臭いがこもらないようにします。また、必要に応じて保護具を着用することも忘れないでください。
手袋やマスク、場合によっては保護メガネを使うと良いでしょう。これにより、塗料が肌や目に触れるのを防ぎます。
③ 子供と一緒に楽しむ塗装
子供と一緒に塗装を楽しむこともできます。この場合、安全な塗料とツールを使用することが重要です。例えば、子供用の小さなローラーやブラシを用意すると良いでしょう。
簡単な塗り方から始めることで、子供も楽しく参加できます。子供の創造力を引き出すために、好きなデザインや模様を描くことも一つの方法です。
④ 塗装後のケア
塗装が終わったら、しっかりと乾燥させることが大切です。塗料が完全に乾くまで換気を続けましょう。これにより、塗料の臭いがなくなり、安全な状態になります。
また、塗装後の清掃とメンテナンスも欠かさず行いましょう。例えば、使用したブラシやローラーをきれいに洗って保存します。
塗装した場所が剥がれたり汚れたりしないように、定期的にチェックすることも大切です。汚れてきたら中性洗剤で優しく綺麗に拭いたり、また汚れがひどくなってきたら上から塗り直すこともできるので塗装はメンテナンスが簡単です。
まとめ|子供にやさしい塗料で安心リフォーム
子供にやさしい塗料を選ぶことで、家族全員が安心して暮らせる環境を作ることができます。有害物質のない塗料や自然由来の塗料を使用することで、子供の健康を守りながらリフォームを楽しむことができます。無臭または低臭の塗料を選ぶことで、塗装後も快適な空間を維持できます。ぜひ、子供にやさしい塗料を使って、安心してリフォームを始めましょう。