ペイントローラー

こぼれた水性塗料をきれいにする方法

公開日 2021年12月7日 最終更新日 2023年5月18日

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DIYで壁や家具の塗装をこれからしたいと考えている方、ペンキ塗り初心者で準備をしている方、心配事はありますか?うまく塗れなかったらどうしよう、塗料がこぼれたらどうやってきれいにする?など不安に思っている方もいるかもしれません。水性塗料は液体なので気づかないうちにあちらこちらに飛んでいたり垂れてしまう場合のあります。私も経験がありますが毎回気を付けていても気づかないうちにどこかにペンキがついてしまいます。大抵汚れてもいい作業着をきているので困りませんが、服っだけでなく腕についていたり足裏についていたりすることも。これから作業する方ももしペンキが付いてしまったり、こぼれてしまったらどのように対処すべきか一通り知っておくと焦らず対応できます。もし万が一ペンキをこぼしたりしてしまった場合の対処方法をここで紹介したいと思います。

*水性ベースの塗料は油性塗料のペイントに比べて断然きれいに落ちやすいです。このコラムでは家庭用の水性塗料を使用した時の対処方法を紹介しています。

塗装の前準備が大事

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まずはペンキがこぼれたり垂れてしまっても問題のないような準備をしてください!!塗装のプロジェクトの完成度は前準備にかかっていると言っても過言ではありません。ペイント缶を開ける前から準備をしっかりしてください。ここでいくつかの手順をご紹介します。

1、家具は壁から遠ざける、もしくは部屋から撤去してください。ペン気がついたりしたら困るものを部屋から出しておくのが一番です。もし家具や置物などがある場合、どかしてしまいましょう。部屋の外でもいいですし、片隅にまとめておくこともできます。とにかく遠ざけてください。塗る壁が一面だけでなく全体的に塗る予定なら家具などは部屋から出すことをお勧めします。もし引越し前に塗装できるならそれが一番いいでしょう。荷物を搬入する前に塗装ができるならそれが一番いいです。

2、部屋から出せない大型な家具などはプラスチックシートなどで覆ってください。既存の住まいの壁を塗装する予定ならば動かせない家具もあるかもしれません。また、塗装予定が壁一面でなく部分的だったりするなら大きな家具の移動までは必要ないかもしれません。

3、養生しましょう。床を覆ってください。天井を塗装予定の場合は壁や窓を覆ってください。マスキングテープや養生シートを使うと便利です。コンセントのパネルやサッシなども塗料がついてしまう可能性のある場所は覆ってください。

これらの準備をきちんとしているだけで、もしペンキがついてしまった場合でも安心していられます。

*水性ベースの塗料は油性塗料のペイントに比べて断然きれいに落ちやすいです。このコラムでは家庭用の水性塗料を使用した時の対処方法を紹介しています。

《参考サイト》Better Homes and Gardens

How to prep a room for paint

こぼれたペイントの対処の仕方

<硬い表面に付着した場合>

木、タイル、ビニールの床にこぼれてしまっ場合はまずモップなどでできるだけ吸い取りましょう。ペーパータオルや新聞紙で吸い取ることもできます。その後は雑巾をぬるま湯、洗剤で綺麗に拭いてください。乾く前ならきれいに取り除く事ができますのでこぼれてしまったと思ったらすぐに拭くようにしてください。またペンキを塗っている最終に少し散ってしまった、手についてしまったという時にもすぐ拭けるように塗れ布巾を用意しておくといいです。手袋をしていてもペンキがついてしまったらすぐ拭き取るようにするといいです。そのままでいると他のところに付着してしまうかもしれません。私にも経験がありますが、足の裏に跳ねたペン気がついたのに気づかずに歩いてしまって他の場所にペンキをつけてしまった事です。そのためにも床に養生シートを敷いておき、他の場所に移動する際に足裏チェックなどするといいでしょう。

もしペイントが乾いてしまっている場合、素材によって対処方法が変わります。無垢材の場合:低温のドライヤーを柔らかくなるまで当てます。その後優しく剥がしてください。セラミックタイルの場合:熱湯とお酢を混ぜたものをかけてください。コンクリートの床の場合:スクレーパーなどの剥がし機などを使用してください。

《参考サイト》This old house

Paint spill? Don’t panic

<柔らかい表面に付着した場合>

布窓の柔らかい表面に塗料が付着してしまう場合には次のような手順を試してみてください。こぼれたらすぐに余分なペイントを布などで吸い取り除いてください。その後雑巾と洗剤の入ったぬるま湯で優しくトントン叩いて吸い取ってください。その際ゴシゴシと動かさないようにしてください。さらに内側に入り込む可能性があります。乾いたペイントも同じ方法で取り除いてください。カーペットの古いペンキ汚れは重曹とお酢の混ぜたものも有効的です。床などツルッとした表面より布などについた場合は落ちにくくなります。塗装をする際は汚れてもいい格好、エプロンなどを着用するといいでしょう。

ペイントブラシの洗浄

ペイント後のブラシやローラーの洗浄もとても大事です。水性ペイントで使ったブラシは石鹸と水できれいにする事ができます。ブラシの洗浄は使用後乾く前にすぐに行ってください。ローラーや刷毛に余分な塗料がついている場合にはまず新聞紙などで余分な塗料を吸い取ってしまいましょう。できるだけ塗料を落としてからすすぐことで短時間で済みます。

1、まず刷毛などについている塗料をできるだけ落としましょう。布、紙、新聞紙、ペーパータオルなどで吸い取りましょう。

2、水性ベースのアクリルやラテックスの水性塗料ならきれいにするのはより簡単です。ぬるま湯か低刺激の洗剤で落とす事ができます。油性塗料を使用した場合はきれいにするには溶剤が必要となります。その場合は窓を開けたり風通しの良い場所で行ってください。敏感な方や小さなお子さんがいる方は水性塗料を使ってください。

3、水でよくすすいでください。

4、乾いて硬くなってしまった刷毛などをきれいにするには少し大変です。まずお酢に1時間以上つけましょう。もし2時間以上放置しても柔らかくならない場合は鍋にお酢と刷毛の毛の部分をいれ、沸騰させてください。出した後は冷ました後に手やクシで塗料を取り除いてください。お酢でも柔らかくならない場合は市販の刷毛洗浄薬が必要かもしれません。

5、完全に乾かしてから保管してください。

手などについてしまった場合はぬるま湯と石鹸などで洗い落としましょう。

How to clean paint brushes

Happy Painting!

シックハウス診断士 加納亜由美

グリーンエレファント共同経営者の加納です。
安全塗料といえばエコス社のオーガニックペイントのお仕事
を始めてからペイントの楽しさに目覚めました♡
シックハウス診断士として健康な室内環境作りの
お手伝いいたします。

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