黒板は緑が定番なのはなぜ？黒板塗料で緑の黒板

黒板の歴史は古代に遡り、初期の黒板は木製の板に黒い粉を塗ったものでした。しかし、19世紀に入ると、新しい素材と色が黒板の表面に導入されました。日本では明治時代に黒板の原点ともいえる塗板が誕生し、寺子屋などで使われていましたが、その後アメリカら授業制度が広がり、黒板が広まったようです。

英語だとチョークの板という意味のChalkboard（チョークボード）、もしくは日本語と同様に黒い板Blackboard（ブラックボード）が黒板という意味です。日本でも直訳されて黒い板、と書く黒板、文字通り直訳されています。

この時期に登場した緑色の黒板は、多くのメリットを持っており、これが今日まで続く黒板の標準となりました。黒板と聞いて一番思い出すのは学校の緑の黒板ではないでしょうか。

視認性の向上

緑色の黒板は、白または黄色のチョークで書かれた文字や図形が非常に鮮明に映えるため、生徒や聴衆にとって視認性が高まります。明度の低いカラーチョークでは、黒や緑の黒板の色とチョークの色の色相の差をあまり感じられない色盲の人にとっては、見やすさが大きく悪化するそうです。

特に大規模な教室や会議室で使用される場合、文字や図がクリアに表示されることが非常に重要です。これにより、情報伝達が効果的に行われ、理解が促進されます。

眼の疲れを軽減

緑色は人間の目にとって比較的負担の少ない色とされています。長時間の視覚作業を行う場合、緑色の背景は眼の疲れを軽減し、集中力を維持するのに役立ちます。

これは教育環境やプレゼンテーションにおいて非常に重要です。疲れた目では情報を受け入れる能力が低下し、学習効果が低下します。

コントラストの向上

緑色の黒板は白または黄色のチョークとのコントラストが高く、文字や図形が鮮やかに浮かび上がります。

この高いコントラストは、情報が際立つことを可能にし、注意を引きます。また、特に視覚障害のある学生や聴衆にとって、文字や図形のコントラストは非常に重要です。

黒板に使用される緑色にはさまざまなバリエーションがあります。

水性塗料の黒板塗料市場では、さまざまな緑色の選択肢が提供されており、好みや環境に合わせて選ぶことができます。明るい緑、深い緑、ミントグリーン、薄い緑など、個人の好みに合わせて選択肢が広がっています。教室や会議室のデザインにも合わせられ、場所に合った独自の雰囲気を作り出すことができます。

淡い緑色は大きなインテリアの壁に人気です。黒板として使わないときにも違和感なく大きな壁でも圧迫感がありません。

（エコスオーガニックチョークボードペイント　色クレイブルー）

玄関先の学校のような深緑の黒板は白いチョークが映えてお絵かき好きには楽しい！

（エコスオーガニックチョークボードペイント　色　チョークボードグリーン）

パッとした明るい緑色を階段の踊り場半面に塗った事例。こちらは筆者が実家の階段に塗った黒板塗料の実例です。汚くなった壁紙を張り替えずに上から明るい色の塗料をとリクエストされました。前面に塗ると派手派手になってしまうかなと思い、半分だけ塗ってアクセントウォールにしましたが後からやっぱり一面全部この色でもよかった！と言われました。

（エコスオーガニックチョークボードペイント　色　ハイパー）

エコスオーガニックチョークボードペイントではいろいろなバリエーションの緑色の水性黒板塗料があります。緑は白いチョークが映え見えやすいだけでなく、インテリアと合わせるのに人気な色です、