チョークは有害?粉は体に悪い?成分は何?
公開日 2023年9月27日 最終更新日 2023年9月27日
チョークは有害?
チョークの成分って何?
小さいお子さんが使うことも多いものなので、気になる方も多いのではないでしょうか?
私も子供の頃(数十年前)はあまり触るのが好きではなく、チョークを使った後は、今は懐かしいレモン石鹸を使って手を洗っていました。
最近は、あまり気にならなくなっています。
色々調べると、より安全に快適に使えるようになっていました。
チョークの成分は主に2種類。どちらも体内に入っても問題ない!
現在販売されているチョークの成分は
炭酸カルシウム製のものと
硫酸カルシウム製(焼き石膏製)のものの2種類です。
チョークの裏書を見てみると記載されています。成分でどのような違いがあるのでしょうか?
炭酸カルシウムとは?
炭酸カルシウムとは、
食品添加物や化粧品、医薬品やサプリメントに使われているもの
自然界に存在 石灰石や大理石、鍾乳石、白亜、貝殻、サンゴ、鶏卵の殻などの主成分
化学的に合成される合成炭酸カルシウムと呼ばれるものもある
水に溶ける
チョークとしては硬め。細かい文字を書くのに適している。
粒子が細かく比重が重いため、飛散が少ない。
水に溶けるので体内に入っても尿として排出されやすい。
最近は貝殻や卵の殻の炭酸カルシウムチョークが多く作られるようになりました。環境への負荷を減らしたり、廃棄されるものを再生できることが話題になりますが、その他にも使いやすいメリットがあります。
貝殻や卵の殻の炭酸カルシウムの粒子が大きいので、チョークが強く折れにくく、粉も細かく舞わずにまとまって下に落ちやすいので粉塵になりにくいのです。ダストレスチョークとして販売されているのがこの炭酸カルシウムチョークです。ダストレスといっても粉が出ないのではなく纏まって粉塵として舞わないということなのです。
硫酸カルシウムとは
硫酸カルシウムとは、
食品添加物、豆腐の凝固剤、医療品、化粧品、建築(石膏ボードなど)などに使われる
自然界に存在
水に溶けにくい
チョークとしては柔らかく太い文字を書くのに適している。
強弱をつけやすいので黒板絵にも。
チョークは食品や化粧品に使われている成分で出来ている
炭酸カルシウムも硫酸カルシウムも食品や化粧品、医療品に使われているもので体内に入っても問題のない成分です。
チョークは無害といえます。
ただし、簡単に口に入れるようなことはすべきでありません。
食品は成分だけでなく、温度管理やパッケージなど様々な安全管理基準が設けられており、食べても問題がないようになっています。
あくまでもチョークとしての使用として、安心して良い成分ということです。
チョークの粉塵には注意が必要
しかし粉塵としては呼吸器への刺激、目などへの刺激となりよくありません。
チョークの粉が舞わないように気をつける必要はあります。
書いている時よりも消す時にチョークの粉が舞いやすいので、
黒板消しの使い方や掃除の仕方に注意を払いましょう。
黒板消しを斜めに持って上から下へ動かし粉を下に落とします。
チョークのついた黒板消しはチョークを吸い取るクリーナーを使うと良いでしょう。クリーナーのない家では粘着テープやガムテープでチョークの粉を落とせます。
叩いてチョークの粉を落とすのは避けましょう。
結論
チョークは有害ではありません。
粉は粉塵として、呼吸器や目に刺激となるため消し方に注意が必要。
成分は食品添加物などに使用される
炭酸カルシウムのものと硫酸カルシウムのものがある。