お子さまの成長を支えるクロス選びのコツとは?子供部屋の施工事例も紹介
公開日 2025年1月28日 最終更新日 2025年1月28日
憧れのマイホームを建てるとき、子供部屋を検討する際には「クロス選び」にこだわるご家庭も多いのではないでしょうか。
大切なお子さまの成長を見守るお部屋になりますから、細部にまで気を配ったクロスを採用したいものです。
そこで今回は、子供部屋のクロス選びのコツについて解説します。
おすすめの色味や施工事例についてもご紹介するので、ぜひご参考ください。
子供部屋のクロス選びのポイント
はじめに、子供部屋のクロスを選ぶ際に注意したいポイントについて確認していきましょう。
汚れが落ちやすいか
子供部屋、特に小さなお子さまが使用するお部屋は汚れやすいものです。
目を離していると壁に落書きをしたり、飲み物をこぼしたりするかもしれません。
あるいは砂や泥遊びをした服装のまま部屋に入ると、クロスにも砂汚れが付着する可能性があります。
ショールームでは色鮮やかなクロスが目に留まりますが、汚れの目立たなさや落ちやすさにも注意して選ぶことが大切です。
例えば、水拭きだけで汚れが落ちるクロスなども登場しているので、ぜひチェックしてみてください。
衝撃に強い素材か
お子さまが伸び伸びと遊ぶ子供部屋では、床やクロスに傷が付きやすいものです。
「おもちゃが壁にぶつかって穴が開いた」「クロスが気になって剝がしてしまった」ということがあるかもしれません。
そのため、子供部屋のクロスを選ぶ際は「素材」にも気を配ると良いでしょう。
例えば、表面に特殊な加工が施されており、傷みにくい素材のクロスも登場しています。
お子さまがそのお部屋で過ごす様子を思い浮かべながら、衝撃に強いクロスを検討してみてください。
コストパフォーマンスはどうか
一般的に、クロスの寿命は5~10年程度と言われています。
特に子供部屋のクロスは傷みやすいので、成長に合わせて「貼り替え」を検討しても良いでしょう。
貼り替えを考慮する場合は、コストパフォーマンスを重視することでクロス選びの失敗を防ぐことができます。
例えば、高価なクロスを選んでも、数年後には汚れや傷が目立つかもしれません。
貼り替えを想定し、高すぎない価格のものを選ぶようにしてください。
子供部屋のクロスにおすすめのカラーとは
色は、人間の心とからだに大きな影響をもたらすと考えられています。
そのため、子供部屋のクロスを選ぶ際には「この色にはどのような特徴・効果があるのか」を理解しておくと良いでしょう。
ここからは、子供部屋のクロスにおすすめのカラーについてご紹介します。
定番のホワイト
ホワイトは他色が混ざっていないことから「清潔」「神聖」「純粋」「無」といった印象を与えます。
軽やかですっきりとしたイメージがあり、他の家具やインテリアとも組み合わせやすいカラーです。
ただし、混じり気のないホワイトは光の反射によって子供部屋を眩しく感じさせるかもしれません。
その場合は温かくて柔らかい、アイボリーなどの色味を選ぶことで刺激を弱めることができます。
また、ホワイトは汚れや傷が目立ちやすい色なので、クロスの素材にも注意すると良いでしょう。
明るくポップなイエロー
イエローはオレンジよりも明るくポップな色であり「エネルギー」「元気」「輝き」「幸せ」といった印象を与えます。
また、注意を引く効果があるため、危険や警告を伝える際にも頻繁に使用されています。
そんなイエローは、笑顔が絶えない子供部屋のクロスにぴったりな色です。
ビビッドな色合いからパステルカラーまで幅広いイエローが展開されているので、ご家庭に合ったクロスが見つかるでしょう。
イエローの壁紙に“派手さ”を感じる場合は、一面だけをイエローの壁紙にする「アクセントクロス」がおすすめです。
フェミニンなピンク
ピンクは女の子が過ごす子供部屋に人気のクロスで「可愛さ」「恋愛」「甘い」といった印象を与えます。
ファッションやインテリアなどにも幅広く活用され、気持ちを晴れやかにする効果もあるそうです。例えば、お子さまが高校生や大学生になってもそのお部屋を使用する場合は、白や黒・グレーが混ざったピンク色のクロスを選んでみてはいかがでしょうか。
色味について「甘すぎる」と感じることも少なく、フェミニンで飽きの来ない壁紙となるでしょう。
フレッシュなグリーン
グリーンにはリラックス効果や疲れを癒す効果があり「安らぎ」「落ち着き」「平和」といった印象を与えます。
また、目に優しい色合いであるため、集中力を高める効果も期待できるそうです。
落ち着きのあるグリーンは、お子さまがいくつになっても親しみやすいクロスになるでしょう。
例えば、木目調のデスクなど自然を連想させる家具を置けば、ナチュラルな子供部屋にまとまります。
爽やかなブルー
ブルーには気持ちを穏やかにする効果があり「誠実」「広大」「自由」といった印象を与えます。
一方、ネガティブなイメージも強く「悲しみ」「冷たさ」「涼しさ」といった意味も持っているので注意が必要です。
例えば、主に勉強スペースとして子供部屋を設計する場合、ブルーのクロスを使用すれば落ち着いた環境に仕上がるかもしれません。
ただし、ブルーは冷たさを連想する色であるため、日当たりの悪い部屋では余計に肌寒く感じることもあるでしょう。
オシャレな子供部屋のクロス施工事例
最後に、子供部屋のクロス施工事例をご紹介します。
今後マイホームを建てる予定があり、かつ子供部屋のクロスを選ぶ予定のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
モノトーンカラーで飽きの来ないデザインに
ホワイトを基調としたモノトーンカラーの子供部屋です。
アクセントクロスには大胆なゾウのイラストが描かれていますが、白黒でまとめられているので派手さを感じません。
家具もホワイトで統一されており、飽きの来ない空間となっています。
くすみカラーで可愛らしい雰囲気に
くすみがかったピンクとグレーのクロスがマッチした子供部屋です。
やや暗いトーンのピンク色を使用することで、落ち着きも感じられます。
お子さまが歳を重ねても、家具やインテリアに合わせてさまざまな空間コーディネートができるのではないでしょうか。
アクセントクロスでアクアマリンな印象に
アクセントクロスにブルーとホワイトのストライプを用いた子供部屋です。
ブルーだけではなく明るいホワイトを使用することで、寒々しい印象はありません。
むしろ、アクアマリンな雰囲気から“夏の海”を連想する方も多いのではないでしょうか。
小さなお子さまは一味違うお部屋に喜び、大きくなっても趣味に合わせてオシャレな空間を楽しめるはずです。
まとめ
今回は、子供部屋のクロス選びのコツについて解説しました。
子供部屋にはどうしても汚れや傷が発生してしまうので、クロスの耐久性や価格に気を配ることが大切です。
また、それぞれのカラーが持つ特徴や効果を理解することで、理想的なクロスに出会える可能性が高まります。
今回ご紹介した施工事例を参考にしていただき、ぜひ思い通りの子供部屋を設計してみてください。
writing space コトノワ代表 品川 涼子
岡山大学教育学部を卒業後、金融業・経理事務に従事
2023年5月にWebライターとして「writing space コトノワ」を開業
・パーソナルカラリスト検定 3級取得
・ファイナンシャル・プランニング検定 3級取得
・小学校教諭一種免許取得
学生時代からインテリアや色彩に興味があり、マイホームを建てた経験から塗料や塗装にもこだわるようになりました。パーソナルカラリストの資格を活かし、ご家庭のお悩みに寄り添った情報をお届けいたします。