自宅の壁を塗り替え!DIYで壁紙の上から塗装してみました
公開日 2023年11月8日 最終更新日 2024年2月6日
壁紙の上から塗装をする
自宅の壁の汚れや壁紙の古さなどが気になり、壁をどうするか、壁紙を張り替えるのか他の方法にするのか考え中の方いらっしゃいますか?汚れたり劣化した壁紙は貼り替えるのが一般的だと思いますが、一部だけイメチェンしたい気分だったのでDIYをしようと決めました。張り替えを頼むコストや時間は今回あまりかけたくなかったということもありました。
そこで塗装がいいかなとと思い調べてみると、部屋の壁の塗装を自分でするのも意外と簡単とわかり、家族と一緒に壁のペンキ塗りをしてみました。参考になればと思います。
壁紙の上から塗装を成功させる基本知識
白い部分が元の壁紙、その上から塗装
① 壁紙の上から塗装する
壁紙の上から塗装をすることには、複数のメリットがあります。まず、壁紙を剥がしてから塗装するよりも時間が節約できる点です。また、壁紙自体が塗装の下地として機能し、壁の小さな傷や凹凸を隠すことができるため、より滑らかな仕上がりを期待できます。さらに、塗装によって壁紙に新たな保護層を加えることで、壁の耐久性を高める効果もあります。
② 壁紙の種類
塗装前に壁紙の種類を理解することは重要です。ビニールクロス、紙クロス、布クロスなど、様々な壁紙が市場に出回っており、それぞれに適した塗料や下地処理が異なります。たとえば塗料の密着を良くするための下地処理が必要になる場合があります。今回使用したオーガニックの塗料は一般的なビニールクロスなら上塗りできるタイプ。元の壁紙が白色だったということもあり、そのまま直接塗装しました。
③ 必要な道具と材料の選び方
塗装には適切な道具と材料の選択が不可欠です。塗装ローラー、刷毛、マスキングテープ、プライマー、塗料など、壁紙の上から塗装を行う際にはこれらが必要になります。塗料の選択においては、壁紙の種類と塗装する環境に応じたものを選びましょう。水性塗料か油性塗料か、さらには塗料の質感も考慮する必要があります。
④ 下準備としての壁紙の扱い方
塗装を始める前の下準備は、仕上がりの品質に大きく影響します。まず、壁紙の表面の汚れやほこりを丁寧に取り除きます。その後、壁紙の状態に応じて、補修が必要な箇所はきちんと修正しておくことが大切です。また、壁紙が破れている場合は、塗装ではなく、壁紙の張り替えを検討することも重要です。
最塗装作業中は衣服や床、家具を塗料から守るために養生を行うことが大切です。養生テープや養生シートを使用し、塗料の飛び散りや滴りが直接物に触れないようにしておくことが、後の清掃時間を短縮し、手間を省くことにもつながります。この養生作業も、塗装の質を左右する重要なステップです。
⑤ 壁紙の上から塗装の基本的な手順
壁紙の上から塗装を行う基本的な手順には、いくつかのステップがあります。まず、必要に応じてプライマーを塗布して壁紙と塗料の密着を高めます。次に、選んだ塗料を均一に塗るためにローラーや刷毛を用います。塗装は通常、二度塗りが推奨され、一度目の塗装が乾いた後に二度目を行います。最後に、塗装した壁の状態を確認し、必要に応じてタッチアップを行います。
《実際に塗ってみました》壁紙の上から塗装する手順
① 壁の準備
壁紙の上から塗装をするために壁の準備をします。壁全体を確認して汚れを綺麗にします。埃は掃除機で吸い取り、また汚れがひどい時は中性洗剤をつけたスポンジなどで綺麗にします。塗料がつかないように壁周りを養生し、また、塗装したくない場所(コンセントなど)があればマスキングテープを貼るといいでしょう。今回は階段の踊り場の壁下半分を塗ることにしたため壁の真ん中にマスキングテープを貼っておきました。
壁紙は白でしたが半分を上から塗装
② 壁紙の上から塗装
壁紙にも種類があります。今回は一般的なビニールクロスだったのですが、使いたい水性塗料を確認し、ビニールクロスの上から塗れる塗料か確認しています。使用した水性塗料はオーガニックペイントで密着の良いタイプ。下地プライマーが必要ないためそのまま直接上から一度目を塗り、乾いた後数時間後に2度目を塗りました。端っこの方は刷毛を使用して塗装し、その他のエリア全体的には短毛のローラーを使いました。
③ 塗装後
壁紙の上から2度塗装した後、まだ完全に乾く前にマスキングテープを剥がしました。気に入った色で良かったのですが、すこしムラがあったので3度目を塗ろうか迷いましたがそのままにしました。壁紙の凸凹は塗装後もそのまま出ているのが見えます。我が家の階段は窓がなくムラもあまり目立ちません。写真など壁にかけたためアクセントウォールのようになり気に入っています。
④ 塗装後のメンテナンスと寿命延長のコツ
塗装後の適切なメンテナンスは、美しい仕上がりを長持ちさせるために重要です。定期的な清掃や、小さな損傷に対する迅速な対応は、壁の見た目を良く保つだけでなく、修理コストを節約することにも繋がります。今回の塗装は階段の壁の下半分ということで小さなエリアのプチリノベでしたが今まで白だった壁にパッとした色が入りイメチェンは成功しました。今回の塗装だと準備さえできれば半日でできる作業でした。
今回は半分だけ塗りましたが、塗装は自由なデザインや色のコーディネートができるので、アイデア次第で自分の好みの壁を作ることができます。一色だけでなく何色も使ったり、模様にしたり、黒板塗料を塗って黒板にしたりとクリエイティブな空間を作ることができます。壁をペンキで塗る習慣がある海外のインテリアのサイトを参考にしたり、オリジナルなアイデアで素敵な壁のペインティングが楽しめそうですね。